2013.09.03 公開
【AAA 浜崎あゆみが登場】9月1日東京公演 a-nation stadium fes.2013 powered by ウイダーinゼリー@味の素スタジアム

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翌9月1日、東京公演2日目はAAAのライブからスタート。
ステージ中央と左右に伸びた花道をめいっぱい使い、7人の個性が次々と炸裂するカラフルなパフォーマンスを見せる。

「ウィーアー!」や「777」、「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」といったキラーチューンの連発に、会場はしょっぱなから大きく沸いた。

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その興奮を引き継いだのは、昨年に続いての参加となるソナーポケット。「月火水木金土日。~君に贈る歌~」「サマーデイズ!」といったアッパーチューンで ライブアーティストとしての実力をしっかり見せつけた後には、彼らの真骨頂とも言える胸に染みるラブソングを。

そのせつない歌に、会場には感動的な共感の渦が巻き起こっていた。

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ハジける夏ソングをキュートに披露したSUPER☆GIRLSのシューティングアクトに続いて登場したのは、その圧倒的な歌唱力で絶大な支持を集めている女性シンガー、May J.。

初夏にリリースされたカバーアルバムからの楽曲を丁寧に歌い上げ、心地よい風を熱い会場へと吹き込ませていく。後半、「Beautiful Days」や「RAINBOW」では一転、ステージを走り周るアクティブな一面も見せ、アーティストとしての多彩な魅力も伝えてくれた。その後は彼女の歌に導かれてファッションショーもスタート。

小嶋陽菜(AKB48)や道端アンジェリカ、ダレノガレ明美、河北麻友子、加賀美セイラ、大屋夏南、菜々緒など人気モデルが多数参加し、会場を大きく盛り上げた。

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シューティングアクトとしてDream5がフレッシュなパフォーマンスを見せた後は、m-floが圧巻のダンスチューンで会場をロックする。

重厚なビートと洗練されたサウンドで構築される彼らならではの世界観によって、オーディエンスは心地よい非日常空間へとトリップさせられた気分になる。

「She’s So(Outta Control)」や「All I Want Is You」などではフィーチャリングボーカルとしてCREAMのMinamiが参加、極上の歌声で花を添える。
また「CHANCE」ではDJの☆Takuがボーカルを披露する一幕も。ラスト「Lotta Love」では水着姿の女性ダンサーもあらわれ、夏フェスにふさわしい楽しい時間を演出してくれた。

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「a-nation行くぜ!」という力強い一言で登場したのは倖田來未。

ノリのいい「IS THIS TRAP?」で会場を一気に沸騰させた後は、来ていたTシャツを脱ぎ捨て、セクシーな衣装にチェンジ。
「Boom Boom Boys」では艶っぽいパフォーマンスで魅了する。かと思えば続いての「Bling Bling Bling」ではロックっぽい表情を見せ、エンディングではドラムを激しく演奏する。
他にも大ヒット曲「キューティーハニー」や、美しいバラード「愛のうた」なども披露され、この日のセットリストは多彩な持ち味を一気に堪能できる贅沢なフェス仕様となっていた。

また、中盤ではステージ中央のポップアップから渡辺直美があらわれ「愛のうた」をワンコーラス歌うサプライズも。その後にはアンジャッシュの渡部建も登場。
実はこれCX系テレビ番組「10匹のコブタちゃん」とのコラボ企画で、
ラストの「Poppin’ love cocktail」では渡辺直美とハリセンボンの近藤春菜がダンサーとして参加する一幕へと繋がった。

a-nationらしい嬉しいコラボに観客たちは大きな歓声を上げていた。

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大歓声の中、COMPLEXの「BE MY BABY」をバックにステージにあらわれたのは気志團だ。

大所帯のダンサーやコーラスらとともに、1曲目「俺達には土曜日しかない」から大きく盛り上げていく。
ノリのいい楽曲群に会場は揺れ、コーラスをみんなで一緒にシンガロング。とにかく楽しい。

MCでボーカルの綾小路翔は「俺たちが浜崎あゆみ親衛隊の気志團だ! ayu姫が最高のテンションでやるために盛り上げに来たぜ!」と
自分たちの役割を力強くアピール。
出演者同士が自らのライブによって盛り上がりを紡いでいくというフェスのあり方を体現するその気概に胸打たれた。
ラストのキラーチューン「One Night Carnival」の後、まだまだ物足りない翔やんは勝手にTRFの「BOY MEETS GIRL」をスタートさせる。

会場には大合唱が巻き起こるが、スタッフによって強制終了(笑)。最後までエンターテインメントに徹した素晴らしいステージだった。

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そんな最高のバトンを手渡され、今年のa-nationの大トリを務めたのは浜崎あゆみ

ダンサーを交えたドラマチックな演出を加えながら、楽曲に込めた思いを最大限に伝えていく。
今年デビュー15周年を迎え、「TO BE」や「Moments」といった大ヒット曲を盛り込んだセットリストになっていたのが感慨深い。
ある意味、その輝かしい歴史を辿る内容に、彼女が持つアーティストとしての稀有な才能を改めて叩きつけられた。

サマーソングをまとめたメドレーでは、浴衣をモチーフにした衣装を着てトロッコに乗り込み会場を1周するという、a-nationではおなじみの光景も。

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観客たちはもちろん、浜崎自身も心底楽しそうで、その顔には終始、満面の笑みが浮かんでいた。「まだまだ行くぜ!」と「You&Me」で会場を大興奮させた後、ラストには大切な1曲「July 1st」を披露。5万人での♪ラララの大合唱により、感動的なエンディングを迎えた。

大盛況のうちに終了した今年のa-nation。
「a-nation stadium fes. powered by ウイダーinゼリー」は大阪・東京の4公演で延べ22万人を動員。さらにチケットフリーで参加できるコミュニティエリアには合計8万人が来場した。

8月3日~11日までの9日間、渋谷で開催された「a-nation island」の40万人と合わせれば、全体で70万人の動員を記録することとなった。
前代未聞の規模で展開される夏の大型フェス、a-nationは今年の成功を糧に、来年もさらなるスケールアップを遂げた内容で楽しませてくれることになるに違いない――。

(取材・文/もりひでゆき)

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