8月14日~20日まで7日間にわたって国立代々木競技場第一・第二体育館で行われた「a-nation island」に続き、舞台をスタジアムに移し、豪華アーティストたちが競演する「a-nation stadium fes. powered by inゼリー」が8月29日より開幕した。
Acid Black Cherryが2年ぶりにa-nation 「stadium fes.」に登場!
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「君がいないあの日から」という名バラードを、気持ちをたっぷりに込めて歌い上げ、そのダイナミックなハイトーンヴォイスで場内を感動させた後は、
ボーカルのyasuの「a-nation!」という叫び声から「少女の祈り」が始まると、一転してメンバーとファンが激しく頭を振り回し、ヘッドバンギングの波がスタジアムを包んだ。
「見てのとおり、ザ・ヴィジュアル系です。どうもすいません(苦笑)。Acid Black Cherryは略すとABC。
“元気よかったヴィジュアル系のABCっていうのがいたな”と覚えて帰ってもらえたら嬉しいです」と語り、
この後もABCお得意のシャッフルビートがキレまくる「黒猫~Adult Black Cat~」、メタリックなギターリフが炸裂する「SPELL MAGIC」などのハードチューンで攻めに攻めまくり、 5万5000人を圧倒した。
そして「LOVE LOVE Summer」から夏の野外フェスにぴったりな開放感溢れるパーティームードを運んできてくれたのはケツメイシ。
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「カリフォルニー」が始まると、さっそくライヴの仕切り番長・大蔵が楽しい夏オーラ満載のトラックにのせて「知らない人は知ってるフリしてついてきて」と、 まずは観客にハンドクラップを真似させていく。
「夏の思い出」が始まった頃には、みんなが自然とタオルを回し始め、最後には一体感のある大合唱にまでたどり着く。
こうして、あっという間にオーディエンス全員参加型のライヴ空間を作り上げていくところは本当にお見事。そこからさらにアミーゴなラテンチューン「RHYTHM OF THE SUN」、 極めつけの「ボラーレ」を送り込んで、スタジアムを歌えや騒げ、踊りまくれという夏フェスならではの開放感たっぷりのお祭りムードで5万5000人を楽しませた。
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昨年に続いての「stadium fes.」出演ということもあり、見事なまでに熱狂と爆笑の渦に巻き込んでいったのは氣志團。
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COMPLEXの「BE MY BABY」が聴こえてきただけで観客たちはすでに踊る気満々。
そんな中、彼らはど真ん中のキラーチューン「One Night Carnival」を投下。おおいに盛り上がる観客をさらに楽しませようと、ボーカルの綾小路翔は「よし、メンバー全員センターにぎゅっと来い」と指令を出し、メンバーが密着したところで「雨降って“ジジイ”固まる」など絶妙なトークを披露。
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その後も翔やんの勢いは止まらない。「夏の終わりはこれっきゃねぇだろう!」と自曲を捨て、湘南乃風の最強のパーティーチューン「睡蓮花」をカラオケで歌って熱狂の渦に巻き込み、さらに「純恋歌」を歌い出すも、時間切れでスタッフに担がれ強制退場。
昨年同様、最初から最後までエンタテインメントなアクトで観客たちを夢中にさせた。
(取材・文/東條祥恵)