2018年以来、およそ5年ぶりとなるDEEPの配信シングル「Darlinʼ」が、テレビ朝日スペシャルドラマ企画「BLドラマの主演になりました」の主題歌で話題となっている。DEEP・TAKA、YUICHIRO、KEISEIの3名がWWSチャンネルのインタビューに応じ、楽曲に込められた思いについて語った。
Q: 5年ぶりのシングル「Darlin’」について、それぞれが感じる「思い」を教えてください。
TAKA:今回はドラマの主題歌ということでタイアップを頂きまして「BLドラマの主演になりました」の主題歌を務めさせていただいたのですが、DEEP名義では5年ぶり。3人体制のDEEPとなってからは初のデジタルシングルです。なんかすごくいい意味で力が抜けている感じというか。歌い上げるバラードソングがDEEPの代名詞みたいなところがあると思うんですけど、今回は、より耳元で語りかけるようなサウンドです。そういったボーカルワークを個人的には心がけて歌わせていただきました。本当にピュアなラブソングと言いますか、すごく純愛を感じるリリックになっています。リアリティーというか、私生活の中で身近に感じるようなラブソングというイメージの楽曲で、聞けば聞くほど味の出るバラードソングになったかなと思います。
YUICHIRO:「BLドラマの主演になりました」のテーマソングということなんですけど、曲としては普通に男女の恋愛にも取れるというか。普段はストレートに言えないような、言葉に出すと恥ずかしいような、そんな気持ちを歌っております。ちょっと恥ずかしくなるようなフレーズもあるんですけど、僕的にも素直な気持ちで歌うことができました。
KEISEI:従来のDEEPって、世の中の人たちが思う楽曲のイメージは、やはりバラードで。歌詞の世界観も……なんというか「泣き」が入るような感じが今まで多かったんですけど。今回は自分たちも年齢を重ねて、17年という時間も経って、40代のグループになってきたということもあり、DEEPのひとつの色ではありますが。また別の抜け感というか、大人になったシンガー3人がゆったり音楽を楽しんでセッションしているというか。そんな絵も出てきたのかなと。これがまた新しいDEEPの色になるんじゃないかと思うような1曲になっています。
Q:DEEP SQUADとしての活動があった中での再びDEEPということで、今年にかける思いなどありますか?
TAKA:若手メンバーの宇原雄飛、RYOJI、SUZUKIも、それぞれにグループでがんばっていますし、DEEPはDEEPで今年もたくさんのライブステージを行えるようにやっていきたいですね。6人の活動を待っていてくださる方もいらっしゃるので、できるだけ6人でのライブができるようにしたいと考えています。DEEPとしても、DEEP SQUADになってもファンの方に応援してもらえるように土台作りというか、いつでも若手メンバー3人が帰ってこれるようにDEEP SQUADを守りつつ、DEEPとしてライブをやっていく年にしたいと思います。
YUICHIRO:DEEP SQUADとしては、今年の3月にファンクラブイベントが決まっておりまして、DEEP SQUADの6人でも活動する予定です。昨年の年末はDEEPとしてビルボードライブやファンクラブイベントを開催させていただき、ビルボードライブでは若手3人がサプライズ登場したり、年末で開催されたエキスポでも6人で歌わせていただいたり……。年末になるに連れて6人の活動もちょいちょい入ってきたので、DEEPとしてもDEEP SQUADとしても、活動の仕方というか、方向が見えてきた1年が去年でしたので。今年もバランスよく3人でも6人でも活動していけたらいいなと思っております。
KEISEI:ずっと歌い続けてきましたけど、歌っていうのは人生かなと。DEEP SQUADという間口があるからこそ、幅広い年齢層の人たちがファンになってくれたりして。歌のDNAというか、そこを繋いでいくというのもひとつ僕らがやる2024年のテーマかなと思います。若い子たちにもどんどん夢を与えるような、そんな活動もしていきたいです。
Q:「Darlinʼ」がBLドラマの主題歌となっていますが、BLというジャンルは過去にもお仕事で関わったことはありますか?
YUICHIRO:BL関係の案件をいただくのはDEEP SQUADの頃から多々ありまして。本当に純愛だなというイメージがすごく強くなりました。今回もそういったピュアな部分だったり、年齢や性別を超えて人間としての愛みたいなものを表現することを心がけていて。「Darlinʼ」に関しても、驚きというより、ありがたいという気持ちの方が強かったです。こういうお話をいただけて嬉しいというのが率直な思いでしたね。
YUICHIRO:DEEP SQUADの時にもBLドラマやBLアニメの主題歌を務めさせていただいたので、本当に驚きとかはなくて。スムーズな気持ちで今回も曲を作らせていただきました。これが率直な気持ちですね。
KEISEI:年齢とか性別とか関係なしに本当にパートナーというか信頼できる存在。魂と魂の繋がりというか、これが本当のBL。君のために全財産預けるか!みたいな。命をかける「走れメロス」ですよ。間違いなく。だから深いんですよね。僕にとっては恋愛というより、ソウルなところまでのイメージがあります。