2014.01.02 公開
【前年超えの44.5%の視聴率】NHKエンターテインメント番組部 古谷氏からのコメント 第64回NHK紅白歌合戦

第64回NHK紅白歌合戦  画像 1/1

『今年の紅白はみんなががんばろうという気持ちになる番組だった』
NHKは1月2日に第64回NHK紅白歌合戦の視聴率を発表した。

ビデオリサーチ社によると
前半は関東 36.9%(前年33.2%)関西36.8%(前年32.6%)、
後半は関東 44.5%(前年42.5%)関西43.8%(前年39.9%)で前年超えであった。


第64回NHK紅白歌合戦を終えてのコメント
NHKエンターテインメント番組部
部長 古谷 太郎

2013年は、東北楽天ゴールデンイーグルスが日本一になって被災地に勇気を与え、また東京オリンピック・パラリンピック開催が 決定して日本中が歓喜し、復興そして景気回復への気運に弾みがついた年であった。

第64回NHK紅白歌合戦のテーマは「歌がここにある」。全国のみなさんの心に明るい希望の光が差し続けるよう、出演者・スタッフが一丸となって制作にあたった。 司会は、4年連続の白組・嵐の皆さんと初司会の紅組・綾瀬はるかさん。出場歌手は51組。また、能年玲奈さんが紅白PR大使として番組をPRしてくれた。 地上デジタル放送では、副音声を利用した音声サービス「紅白ウラトークチャンネル」を実施、データ放送では、楽屋裏情報や本番当日に寄せられたメッセージを リアルタイムで紹介するなど、紅白独自のサービスを展開した。
また、インターネット上では、リハーサル中や舞台裏の写真がツイッターで 見られる”ツイッターミラー”を開始し、スマートフォンを「セカンドスクリーン」として「スマホを片手に紅白を見よう」という新しい視聴スタイルを目指して様々なサービスを拡充した。


演出・企画面では、白組司会・嵐が歌う「ふるさと」が「第80回NHK全国学校音楽コンクール」小学校の部・課題曲となったことから、南大東島の小学生と触れ合った映像を紹介し、 「ふるさと」を披露。Nコンに参加した全国の小学生と歌で通じ合った。 大河ドラマ「八重の桜」に主演した紅組司会の綾瀬はるかさんは、紅白出場者たちと共に、東日本大震災復興テーマソング「花は咲く」 を涙ながらに歌い、復興への願いをこめた。

また、陸前高田市からはDREAMS COME TRUEが地元の高校生の合唱と共に熱唱。ほか、横浜と台湾、NHKホールの同時三元中継で歌った福山雅治さんや 紅白初出場の泉谷しげるさんなど見所はたくさんあった。

中でも、一大ブームを巻き起こし連続テレビ「あまちゃん」の出演者が勢揃いし、紅白の中でオリジナルストーリーのドラマが繰り広げられる という夢のコラボレーション企画が実現。 さらに、50回出場の記録を打ち立てて最後の紅白に臨んだ北島三郎さんが、全出場者とともにかつてない圧巻の「まつり」で歌い納めた。

紅白名物だった野鳥研究会による集計方式も復活。
視聴者によるデジタル審査とともに新旧合体した得点集計演出を楽しんでいただいた。視聴者審査の総投票は約114万票と昨年より約4万も多くの審査に参加していただけた。


視聴者の皆さんから
『今年の紅白はみんなががんばろうという気持ちになる番組だった』
『感動した。最後に北島三郎さんが歌い、紅組・白組がみんなでという感じがあってうれしかった。』『あまちゃんの企画は人の心にしみるみんなを元気にするものだった』など、多くの好評意見が寄せられた。

視聴率は、前半が関東 36.9%、関西36.8%、
後半が関東 44.5%、関西43.8%だった。
51組の歌手の皆さんと特別ゲストによる珠玉のパファーマンスにより、「歌がここにある」という番組のテーマが際立ち、歌が持つ力とその感動を多くの視聴者の皆さんにお伝えできた。

長時間にわたり、頑張っていただいた全ての出演者、関係者、スタッフの皆さん、
さらには、番組をご支持いただいた全国の視聴者の皆様に心からお礼申し上げたい。

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