2024.12.02 公開
SCANDALがファンとともにステージを盛り上げる!東京ガーデンシアターで豪華アーティストが競演!!<ビクターロック祭り2024>

SCANDAL(C)Rui Hashimoto(SOUND SHOOTER)、Norito Ohazama(SOUND SHOOTER)  画像 1/1

ビクターエンタテインメント主催のロック・フェスティバル「ビクターロック祭り」が10周年を迎え、開催時期、会場も一新し「ビクターロック祭り2024」として、2024年11月30日(土)東京ガーデンシアターで開催され、8アーティストが出演、熱演を繰り広げた。
このイベントにはSCANDALが登場し会場を盛り上げた。

以下ライブレポート

 芸人の持ち時間は5分なのに、さっきどんぐりたけしが8分やって舞台監督さんがピリついている、俺は「2分でいけますか?」と訊かれた、いけるわけないだろ!──という怒りをツカミにして爆笑をとった、サツマカワRPGを経てのアクトは、SCANDAL
4人がそれぞれお立ち台に上がり、ひとしきり踊ったり手を振ったりしてから、「最終兵器、君」でスタートする。HARUNA(Vo/Gt)はギターを提げず、ハンドマイクで、ステージの端から端まで使いながら歌唱。

2曲目「マスターピース」からは、HARUNAがギターを手にし、本来の立ち位置に戻る。左からドラムRINA、ベースTOMOMI、ボーカル&ギターHARUNA、ギターMAMIの横一列で、RINA以外の3人の真後ろにひとつずつアンプがある、衣装は赤一色、という今のSCANDALのフォーメーション、とても画になっている、と、観るたびに思う。海外での活動が常態化しているバンドだから、身につけた武器なのかもしれない。
「瞬間センチメンタル」では、TOMOMIがハンドクラップを求め、HARUNAはシンガロングを求める。そのどちらにも、瞬時に付いていくオーディエンス。ワンマンじゃないのに、この求心力。

「『ビクターロック祭り』は5年ぶり。ビクターに来てから6年ぐらいになるんですけど、去年、ガールズバンドとしてギネス世界記録をとりました」とHARUNA。SCANDALは昨年、ガールズバンドで、メンバーチェンジなしで17年続いていることが、ギネスの世界最長活動記録に認定された(なので今年で18年)。

HARUNA、「『世界一』というタオルを持っているのが、うちのファンです。世界一長く続けているガールズバンドと、その世界一のファンです」。
まだまだやっていくぞ、という覚悟をこめて書いた曲です、という紹介から始まった「ハイライトの中で僕らずっと」では、バック・トラックも相まって、洪水のような音が東京ガーデンシアターを満たしていく。
さらに激しく、さらにダンサブルな「テイクミーアウト」では、オーディエンスの腕が上がり、アリーナが揺れる。
続く「A.M.D.K.J.」ではヘドバンも出た上に、後半のブレイクでは、HARUNAのアオりに応えてでっかいシンガロングが起きる。参加者のリアクションの温度が、おもしろいように上がっていく。
 ラストは、HARUNAとTOMOMIがツインボーカルをとる「LOVE SURVIVE」で、ステージから放たれる熱も、フロアと客席から放たれる熱もピークを迎えて、SCANDALのステージは終了した。

TEXT by兵庫慎司

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