倉木麻衣が、デビュー25周年記念ライブの中国北京公演を11月29日(金)と30日(土)の2日間行った。
10月の中国広州公演と11月の大阪公演、そして今回の北京公演に来週12月7日に控えた東京公演と、発売済みの公演全てが開始数分で即完売となっており、ファンの大きな期待が感じられる。
公演前日の北京首都国際空港には、2019年の20周年ツアー以来5年ぶりに北京に訪れる倉木の姿を一目見ようと多くのファンが詰めかけた。熱烈な歓迎は5年経っても変わらず、倉木もその熱い想いに目一杯応えようと、ファンからもらったパンダの被り物を頭に被って集まったファンと記念撮影し、中国語と英語を交えながら感謝の気持ちを伝えた。
倉木麻衣(C)達川範一 画像 3/5現地のファンから大きなパワーをもらって迎えた北京公演、幻想的な雰囲気のステージに倉木が登場すると、会場を埋め尽くした観客から大きな歓声が上がった。衣装チェンジの度に歓声が上がり、どんどんとボルテージが上がっていく会場。
MCでは、「尊敬する皆さん、一人一人見えてますよ!今日は皆さんもこのライブの主人公です!」と、中国語で伝えると、ファンから感動の声が溢れた。公演の中で何度も「皆さん楽しんでますかー?」と中国語で問いかける姿に、いつもファンを想いやる倉木らしさが表れていた。
特に「Secret of my heart」など中国でも大人気の『名探偵コナン』テーマソングを披露した際には、倉木の「大家一起唱(一緒に歌おう!)」の声がけに、会場中のファンが日本語で大合唱し、いかに彼女の楽曲が国を超えて愛されているかが伝わる時間になった。
この他にも、中国では誰もが歌えるヒット曲「画心」の日本語カバー曲「儚さ」など、大阪公演では披露されなかったアジア公演限定楽曲も披露。そして、昨年リリースした「Unraveling Love 〜少しの勇気〜」は、日本語でも
早口の歌詞が印象的な楽曲にも関わらず、サビを中国語で披露し、訪れたファンを大いに喜ばせた。
2日目のアンコールラスト曲では、中国ならではの着席指定のライブにも関わらず、興奮が抑えきれない観客が1人、また1人と立ち始め、最後は総立ちに。ファンのその熱い想いに感激し、いつもに増してステージを右へ左へ駆け回っていた倉木だが、なんと締め直前に派手に転び2回転するハプニングが。日本語で「だいじょうぶ〜!?」と声をかける観客に、OKポーズで応えた倉木。偶然にも、何があっても大丈夫というメッセージを込めて倉木が名付けた今回のライブタイトル「Be alright!」と、タイトルロゴに入ったOKポーズをハプニングにより体現しつつ、2日間の公演を大成功でおさめた。
倉木麻衣(C)達川範一 画像 5/5終演後の出口では、会場を出る倉木を待つファンが初日は500人以上、2日目にはなんと2000人近くが集まり大混雑に。ライブの興奮そのままに「Mai-K!Mai-K!」と呼びかけるファンに応え、倉木もファンの元に近づき身振り手振りで感謝の想いを伝えた。
この北京2Daysで年内のアジア公演を終えた倉木は、デビュー25周年記念日前日の12月7日(土)に東京ガーデンシアターにて2024年ラスト公演の東京公演を行う。来年は、2月15日(土)と16日(日)に決定している台北2Daysのほか、シンガポールや香港などでの公演も検討しており、精力的な活動を予定している。
撮影:達川範一