ライブが始まってから降り続いていた雨がすっかり上がり、ステージ上に設置されていた雨よけのテントが降ろされた。T-SPOOK初日のトリは、CD・雑誌・TVアニメ・ゲーム、オールメディアで展開するスクールアイドルプロジェクト『ラブライブ!サンシャイン!!』の中で生まれた9人組グループ・Aqoursだ。Aqoursにとって初めての野外ライブは、天気を味方につけた。会場は前列の人はパーテーションの柵に体重を預けてしまうほどに満員だ。「Aqours!Aqours!」会場からはメンバーの登場が待ちきれず、愛溢れるコールが飛び交う。
ステージ上のモニターに、メンバーのアニメーションと名前の紹介のムービーが流れ、Aqoursのステージが始まった。会場のファンが持つサイリウムは、メンバーと色が対応していた。9色を使い分け、メンバーを応援するのだ。
Aqours ©T-SPOOK 2017 画像 2/7
待ちに待った1曲目は、華やかでポップな楽曲『未来の僕らは知ってるよ』。PVの人気が高い『HAPPY PARTY TRAIN』を続けて披露し、王道アイドルソングとも言える可愛さ全開のダンスと歌詩で会場を魅了した。
ステージに横一列に並び、それぞれ担当してるキャラクターで自己紹介を行った。中でも、リーダー・高海千歌役の伊波杏樹は、「みんなで雨なんか吹き飛ばして楽しんじゃうぞー!」と意気込んだ。また、メンバーには各々イメージカラーを持っており、高海千歌はオレンジ色だ。「かぼちゃ色じゃないよ、みかん色!」とコメントし、会場を盛り上げた。
さらに、初お披露目だという、青と水色を基調とした制服風の衣装・帽子やヘッドアクセサリー・形が全員異なるチェックスカートを身にまとった9人は「くるくるくるくる…」と言いながら全員ゆっくりとターン。360度どこから見てもキュートな衣装と姿を、惜しげもなく披露した。
Aqours ©T-SPOOK 2017 画像 4/7
雰囲気は一変、赤や青の強い色のライトに照らされ『Daydream Warrior』を熱唱。大人っぽくちょっぴりセクシーな曲調に合わせて、キレのあるダンスで格好良い一面を存分に発揮した。また、切ないメロディラインが印象的な『SKY JOURNEY』でも、柔らかさと力強さが同居した豊かな表現力のダンスで魅せた。
「雨なんかに負けてないなー!」「お台場ー!まだまだー?いけますかー?!」「最後まで盛り上がっていけますかー?持ってる力、全部出し切っていきましょうー!」ラストの曲に向けてサイリウムの動きが加速度をつけていく。
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水の中に潜ってるようなぶくぶくとした音が響き渡る。水族館でパフォーマンスしてるアニメーションをバックに『恋になりたいAQUARIUM』を歌い上げた。すっかり暗くなった空に浮かび上がる青いサイリウムが、水の中にいるような幻想的な雰囲気を作り出した。
5曲を歌いきり、大きく手を振りステージから去ったメンバーだったが、アンコールを受けて、再び登場した。ハイテンションで盛り上がるラストにぴったりの楽曲『届かない星だとしても』を選曲し、会場にいる人に元気を届け、ステージを締めくくった。
(取材/文:村松美紀)
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「めざましテレビ PRESENTS T-SPOOK 〜TOKYO HALLOWEEN PARTY〜」
Aqours
M1:未来の僕らは知ってるよ
M2:HAPPY PARTY TRAIN
M3:Daydream Warrior
M4:SKY JOURNEY
M5:恋になりたいAQUARIUM
EN:届かない星だとしても