つぼみ大革命が4月25日、大阪なんばグランド花月で大阪最後となるワンマンライブ「つぼみ大革命ワンマンライブ~私たちの名はつぼみ大革命~」を開催した。同ユニットは吉本興業所属の7人組で、歌やダンスだけでなくコントにも定評があり、今年15周年を迎える。7月5日の東京duo MUSIC EXCHANGE公演をもって解散することが決まっており、大阪での集大成をファンへ届けた。
開演前から客席には「つぼみ大革命」コールが響き、オープニングの「笑DNA」「逆襲のYEAH!」で一気に熱気が上がった。MCではメンバーが思い思いの言葉で感謝を表した。吉岡久美子は始まりました!大阪ラスト!と切り出し、13分前からコールしてたの、聞こえてました。すごいやん!と喜んだ。糸原沙也加は1分1秒、一瞬も見逃さないように最後まで過ごしたいと語り、岡本蓮は付いてこいよ~!と煽った。しよりはこの開場に集まってくれたことが本当に幸せ。愛であふれていますと胸の内を明かし、杉山優華は今日は最初から最後まで飛ばして行くので付いてきてください!と呼びかけた。吉岡はなんばグランド花月で3回もワンマンライブをやったアイドルはいない だから今日も、伝説の日にしたいですと意気込んだ。松下千紘は最後まで楽しいこといっぱい届けるから、ぜひ付いてきてください!と涙ながらに語り、水森依音はこんなに大勢の人を幸せにできる私も本当に幸せと噛みしめた。

ライブ中盤では福田麻貴(三時のヒロイン)書き下ろしの約30分に及ぶコントを披露。松下が未払い三百万円を調達するため道頓堀地下のマネーゲームに挑む物語で、過去の人気キャラクターも登場し会場を沸かせた。後半の「18:48」では福田とファンが仕掛けたサプライズが発動し、サイリウムを消した客席がスマートフォンのライトで満天の星空を再現。メンバーはすごい!なにこれ!と涙した。
終盤、リーダー杉山は次のように挨拶した。なんばグランド花月はすごい思い出深い場所です。初めてここに立ってステージから皆さんを見たときに、この道で間違ってなかったとほんまに思いました。毎日、楽しすぎてあっという間に時間が過ぎて、気がつけば4月29日で15周年を迎えます。仲間と同じ夢に向かって走り続けられたことは人生の宝物で誇りです。曲がったことがキライで、根性めっちゃあって、バカ真面目でかっこいいつぼみ大革命を愛してくださって本当にありがとうございます。つぼみ大革命、応援しててよかったな、正解やったなって思ってもらえるように私たちが証明するので、7月までつぼみ大革命の応援をよろしくお願いします。

アンコールでは「スーパーヒーロー」に続き、4月30日発売のラストアルバム「DENSETSU~胸はれ!幸あれ!~」収録曲「DENSETSU」を披露。衣装担当の石堂ナナが歴代衣装の生地を縫い合わせたドレスに身を包み、最後はありがとうはほんの気持ちだよで締めくくった。
今後は4月30日に東京SHIBUYA DAIAでアルバムリリース記念ワンマン、6月1日にルミネtheよしもとで福田麻貴作演出のワンマンライブを開催し、7月5日の東京ラストライブで15年の活動に幕を下ろす予定だ。