EXILEや三代目J Soul brothers from EXILE TRIBEらが所属する、LDH JAPANが運営するダンススタジオ「EXPG STUDIO TOKYO」で12日、モンゴル児童保護施設「太陽の子どもたち」の孤児15名を招き、EXPG STUDIOの生徒27名とダンス交流を図った。交流会には、EXILEのパフォーマーでもある世界が率いるダンスユニットFANTASTICSと、シンガーのLeolaがゲストとして駆け付け、ダンスレッスンやパフォーマンスを披露した。
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モンゴル児童保護施設「太陽の子どもたち」は、貧困などさまざまな事情で行き場を失った子どもたちを保護する施設で、6歳から18歳までの子どもたちを家族の一員として育てながら、将来的に自立ができるように、教育をはじめ伝統文化の伝承を支援している。
事前に調べたという、FANTASTICS木村慧人の「サインバイノー(こんにちは)」のモンゴル語のあいさつにより、和やかな雰囲気でスタートした交流会。世界がインストラクターとして、EXILEの「Choo Choo TRAIN」の振付、ロールダンスをレクチャーした。最初は緊張した表情を見せていたモンゴルの子どもたちも、時間が経つにつれ笑顔を見せ、ダンスでコミュニケーションを楽しんだ。
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モンゴル語や英語を織り交ぜながら、熱心に指導した世界は「本当に楽しんでくれていた。一番小さい子が前列の真ん中にいたのですが、最初は恥ずかしがっていたのですが、だんだんみんなと一緒に踊っていくうちに表情がほぐれていくのが見ていて微笑ましくかった」と、反応を喜んだ。
ダンスレッスン後は、EXPG STUDIOのキッズダンサーによるダンスパフォーマンスや、施設で制作したという民族衣装をまとったモンゴルの子どもたちが、舞踏や馬頭琴の演奏、曲芸など、モンゴルの伝統芸能を披露。独特な音楽や舞に、EXPGのキッズダンサーやFANTASTICSメンバーも釘付けになった。
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交流会のラストでは、アーティストのLeolaが自身の楽曲「Rainbow」をギターで弾き語り。続けて、モンゴルの子どもたちも知っているというKiroroの「生きてこそ」では、Leolaを囲うように輪を作り、EXPGのキッズダンサーだけでなく、モンゴルの子どもたちも一緒になって歌った。
Leolaは「一緒に歌うことで同じ時間を過ごしているという証を作れたと思いました。歌詞を見ずに最初から最後まで全部歌っている姿をみて胸を打たれました」と感動を口にした。
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交流会を終え、世界は「言葉もわからないけど、ダンスや歌で交流できることの素晴らしさを改めて感じた」と語り、「境遇とか、いろいろなことで苦しんでいる子もいると思います。それを抱えて生きていくというのはすごく大変だと思いますが、そのなかで少しでも僕らやLDHのやっていることが、国を超えた感じがして感動する一日でした」と手応えを口にした。
Leolaも「苦しいことを越えて、ここにたどり着いている子ばかりなのに、笑顔や一生懸命歌ったり踊ったりしている姿を見て、自分が歌っている意味や、歌に対しての気持ちを改めて考えたいなと思いました」と振り返った。
施設の子供たちは、兵庫・尼崎などで開催したチャリティーコンサートのほか、各地で音楽やダンスを通じて交流を図るために来日している。来日メンバーは、施設でモンゴルの伝統芸能を習得した子供たちと卒業生で、施設では来日メンバーに選ばれることが最大の夢だという。
この施設は、日本の一般財団法人「ベルナ・チャイルドサポート」が2008年から生活支援、教育支援、医療支援、自立支援活動を行っている。