【ライブレポート】LUNA SEAがクリスマス恒例の2DAYSワンマンを開催。発売直後のニューアルバムを引っ提げて聖夜を魅了！

2017.12.25 公開

【ライブレポート】LUNA SEAがクリスマス恒例の2DAYSワンマンを開催。発売直後のニューアルバムを引っ提げて聖夜を魅了！

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12/20にニューアルバム『LUV』をリリースしたばかりのLUNA SEAが、12月23・24日の2日間に渡り、さいたまスーパーアリーナにて単独ライブ「LUNA SEA The Holy Night 2017」を開催した。ここではファイナルとなった12月24日のライブの模様をお届けする。

開演を待ちきれないオーディエンスの手拍子が鳴りやまない会場。毎年恒例となりつつある、LUNA SEAのクリスマスライブが今年も2DAYSで開催された。しかも今年は、数日前に発売されたニューアルバムを引っ提げての初ライブ。言うまでもなく期待は高まってくる。

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1曲目はさっそくニューアルバムからの新曲『Hold You Down』。真矢の力強いドラムからINORANのギターソロに、SUGIZOのギターが重なるイントロにライブ初っ端から会場が揺れた。そのままの勢いで2曲目『TONIGHT』のイントロが流れると大歓声とともにステージには火薬花火が打ち上がる。

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「今年も思いっきりはっちゃけて、弾けて、壊れちゃいましょう」ボーカルRYUICHIのMCに続いては『JESUS』『HURT』とおなじみの曲が展開。さらに『Brand New Days』『誓い文』『The LUV』と、ニューアルバムからの曲を畳みかけるように3曲披露した。新曲はどれも将来に希望を託すかのような心地よいサウンドが刻まれており、彼らの未来へ向けた眼差しが感じられるかのような曲になっている。

「みんなもファンじゃなくてメンバーだと思って、この世界を作っていってください」RYUICHIの掛け声で、さらに熱気を増す会場。近年の代表曲ともいえる『The End of the Dream』では、SUGIZOとINORANのWギターが唸り、これぞLUNA SEAサウンドといった真骨頂を魅せつけた。

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『I'll Stay With You』では、RYUICHIもアコースティックギターを抱え、INORANとのWギターによるパフォーマンスを展開。SUGIZOはギターからヴァイオリンに持ち替え、清らかな弦の音で場内を魅了した。ミドルナンバー『MOON』の後は、真矢のドラムソロパフォーマンスが炸裂！LUNA SEAライブではおなじみの"真矢コール"で会場は大盛況。Jのベースソロもそれに続き、メンバーごとの個性もたっぷりと楽しませてくれた。

オーディエンスからのパワーをもらうかのように展開した『BLUE TRANSPARENCY(限りなく透明に近いブルー)』、逆にメンバー5人から、贈り物のようにファンへ届けられた『I for You』。そして『IN MY DREAM』『DESIRE』と、瞬く間に代表曲が展開。ステージはあっという間にクライマックスへ。「もういっちょ行こうかー！行くぞー」RYUICHIのシャウトで『TIME IS DEAD』のイントロが始まると、会場は炎が燃え上がるかのように揺れ、本編ラストの『ROSIER』まで、駆け抜けるかのようにステージ本編は終了した。

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本編が終わりステージが暗転すると、客席からはひとつ、またひとつとスマートフォンの光が灯り、どこからともなく『きよしこの夜』を歌う声が響いた。いつしかそれが大きな輪となり会場を包み込む。メンバーが再登場する頃には、会場全体が聖夜にふさわしい見事な光景となり、アンコールで現れたメンバーもしばらくその光景を見つめていた。

「すげーキレイだな。星の海に浮かんでるみたい。どうもありがとう！」RYUICHIが感謝のメッセージを伝えるとアンコールがスタート。「では、俺たちからのクリスマスソングを！」RYUICHIがそう告げると『White Christmas〜HOLY KNIGHT』のメドレーが展開され、客席は酔いしれるかのように、メンバーからのスイートなクリスマスソングを受け取っていた。

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2007年12月24日。ちょうど10年前のこの日は、LUNA SEAが"一夜限りの復活"と称して東京ドームで開催した「GOD BLESS YOU 〜One Night Dejavu〜」が開催された日だ。SUGIZOがそのことを口にすると「そうか…。終幕をして立ち止まってた時期もあったんだ」とつぶやきながらも、そこからさらに10年を駆け抜けてきたことに感慨深げに想いを馳せるRYUICHI。そんな彼から次に出た言葉は「この後も5人でヤバイこと、ヒリヒリするようなことをやってこうと思うんで！」という頼もしい宣言だった。

そしていよいよアンコールも佳境へ。メンバーはステージの端から端まで縦横無尽に動き回りながら『Dejavu』『WISH』と定番曲をたっぷりと堪能させてくれた。

今年はメジャーデビュー25周年を迎え、結成記念日である5月29日には、日本武道館にて『LUNA SEA The Anniversary 2017 5.29』を開催。さらにこの年末には4年振りのニューアルバムをリリースと、アグレッシブに活動を繰り広げた彼ら。2018年1月からは、ニューアルバムを掲げての全国ツアー『LUNA SEA LIVE TOUR 2018. The LUV -World left behind-』がスタート。さらに彼らが主宰となるロックフェスティバルの第2回開催となる「LUNATIC FEST.2018」も発表されるなど、これからも当分の間はLUNA SEAの活躍から目が離せそうにない。

(取材/文：バッキー☆大坂)

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