2016.04.04 公開

(photo by 井上嘉和)

1966 年生まれのアーティスト、20 組以上によるライブイベント『ROOTS66-Naughty50-』が、4 月 3 日(日)大阪城 ホールにて大団円を迎えた。仙台サンプラザホール 150 分、日本武道館 180 分、この日の大阪城ホールはなんと 230 分。仙台から積み重ねた 3 公演、いや、前回開催からの 10 年間がまさに一夜に結実した。

【ライブレポート】スガシカオ エレカシらが共演!「ROOTS66-Naughty50-」 ファイナルは大阪城ホール!  画像 2/10(photo by 渡邉一生)

  画像 3/10(photo by 渡邉一生)

この日も落語家、立川談春のナレーションに続き、バンマス・奥野真哉率いる ROOTS66 バンドによるセッションからス タート。ドラマー・たちばな哲也のカウントから静かにはじまったパフォーマンスは、とても即席バンドとは思えない演奏ク オリティ、息の合いぶりで、オーディエンスの期待感が少しずつ高まっていく。バンドセッションの後は、いよいよボーカリ ストたちの出番。メドレー形式で繋ぎつつ、これをどう一公演で見せるのか?と心配になるほどの豪華アーティストたち が次々と現れる。 本編では、出し惜しみなく披露される代表曲、この日以外ありえない組み合わせによるカバー曲など、仙台、東京に続 いて豪華さ、貴重さ、意外さで観衆を圧倒。まさに息つく間もなく畳み掛ける。それにしても驚かされるのは、各アーテ ィストたちのパーソナリティの強さだ。口々に「こんないい曲の後、やりにくい」「まわりが濃すぎる」など口にするものの、 一声で一瞬にしてステージを自分の世界観に染め上げる。それも、まるで打ち合わせを入念しているかのような持ち味 のかぶらなさ。さすがのキャリア、年齢というところだろう。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
WWSチャンネルの人気記事をお届けします
【あなたにオススメ記事】

関連記事