ボーカルとギター担当・こやまたくやのコールで、ステージは幕を開けた。まずは、歌詞もメロディーもノリもヤバTっぽい『Tank-top of the world』、疾走感の溢れる『とりあえず噛む』、人気曲『ウェイウェイ大学生』と畳み掛けるように激しめの楽曲で会場を煽った。「テンション高いよー!」と年越しへの気合いが十分な様子を見せた。この時すでに11時30分。「みんな寝る時間やからな。ゆうてこんなにテンション高いってことは、今日むちゃくちゃになるということ!」と、GALAXY STAGEをヤバTのテンションまで引っ張ってゆく。
「今年は酉年ということでね、ワタリドリゆうてね。」とこやまがコメントし、一見うまいことを言ったように見えたが、「あかん!みんなEARTH STAGE行ってしまう。」と、すかさずボーカルとベース担当・しばたありぼぼがツッコミを入れ、会場の笑いを誘った。そして、こやまは「あ~、渡らんといて~!」と少し焦る様子を見せるのであった。
「来年は戌年ということでね、ワンダフルな1年にしたいと思います!」「ナンバーワンになりたいと思ってるんですけど!」「心がドックドックするような1年にしたい!」と”戌年ダジャレ”を披露。
「サビでタオル回すタイプの曲やってもいいですかー!」という、こやまからの曲振りで『L・O・V・E タオル』、『喜志駅周辺なんもない』がスタート。続けて、「今日カップルで来てる人おる?2017年やり残したことない?」と会場に投げかけ、歌詞がキャッチーな『ハッピーウェディング前ソング』を披露した。「キッス!」と「入籍!」の大合唱は、今までのGALAXY STAGEの中で一番の盛り上がりを見せた。大合唱といえば、『無線LANばり便利』の「Wi-Fi」の掛け声に合わせて拳を突き上げる会場の一体感も今までにないほどだった。
2017年最後は、こやまが猫アレルギーであることから生まれた『ネコ飼いたい』を、2番は戌年にちなんで『イヌ飼いたい』として、替え歌を披露。また、ステージの照明を落とし、会場に来ている人に「スマホのライト向けて!」とステージからこやまが呼びかけた。すると、そこには光の海が現れた。
年越し目前、幻想的な雰囲気の中、覆面レスラー風の”2018年奪い去りマン”が乱入。そこでステージモニターに映されたのはヤバTのキャラクターであるタンクトップくんの映像が流された。この映像はこやまが、”寿司くん”名義で作成したものだそうだ。”2018年奪い去りマン”を、タンクトップを着た男性たち”タンクトップフェアリー”と、GALAXY STAGEに集まった1万人以上の”タンクトップパワー”で倒す、という内容だ。見事、倒すことに成功し、この後、最高の年明けを迎えることになる。
金テープが舞う中、自身のヒット曲『あつまれ!パーティーピーポー』を熱唱。「2018年、ヤバみが深みな1年にしよう!」とコメントし、テンション高く『ヤバみ』をヤバTからのメッセージとして届け、新年を迎えた。
(取材/文:村松美紀)
ヤバイTシャツ屋さん GALAXY STAGE
M1: Tank-top of the world
M2: とりあえず噛む
M3: ウェイウェイ大学生
M4 L・O・V・E タオル
M5 喜志駅周辺なんもない
M6 ハッピーウェディング前ソング
M7 無線LANばり便利
M8 ネコ飼いたい
M9 あつまれ!パーティーピーポー
M10 ヤバみ