東日本大震災から7年を迎えた11日、EXILEの橘ケンチ、世界、Flowerの重留真波、中島美央が、宮城・仙台市にある「EXPG STUDIO」仙台校で、ダンス教室「夢の課外授業」を開催した。震災により甚大な被害を受けた岩手県の小中高生を招待し、EXILEの代表曲の一つとなった東日本大震災の復興支援ソング「Rising sun」の振り付けを指導した。
橘ケンチ(EXILE) 世界(EXILE) 重留真波(Flower) 中島美央(Flower) 画像 2/7
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EXILEは震災発生直後から、被災地への炊き出しや物資支援、義援金の寄付など、精力的に復興支援活動を行ってきた。橘も毎年、宮城・気仙沼と南三陸町にいる知人のもとへ足を運んでおり、「昨日も気仙沼と南三陸町に行ってきました。建物も建ってきて、見た目は復興が進んでいるように思うのですが、現地の方々に話を聞くと、だんだん人口が減っている話とか、まだまだ物が不足しているという話を聞いた」と被災地の現実に耳を傾け、「日が経つにつれて、だんだん世間の関心が薄れてきている感じはしますが、3月11日は僕らにとっても初心に帰らせていただく大事な節目なのかなと思う」と被災者の声と真摯に向き合った。
この日は、岩手の沿岸部で被災に遭った9歳から17歳の子どもたち29人と共に復興支援ソング「Rising Sun」で汗を流した。世界が「みんな純粋で最初は緊張して硬かったんですけど、ダンスを踊っているうちに体も表情もやわらかくなっていって、ダンスを楽しんでいて嬉しかった」と話すように、ステップも多く体力も使う「Rising Sun」の振りにも一生懸命食らい付き、60分のダンスレッスンが終わるころには、全員が最初から最後まで振り付けを踊れるようになった。「子どもたちがダンスを楽しむ姿に自分たちがパワーをもらいましたし、みんなのダンスの覚えが早かった」と重留も子どもたちの成長を喜んだ。
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ダンスを楽しむ子どもたちの姿に、世界は「7年前にすごく悲しい出来事が起きてしまった3月11日という日ですが、ダンスを通じて全員が笑顔になってくれたことに、すごく意味があったと感じる」と感慨深く語り、橘も「改めてダンスは人と人を繋げる力があると思った。僕たちのエンタテインメントで少しでも楽しんでもらったりする機会や場所を提供していきたい」と、今後さらに支援活動の輪を広げていく思いを口にした。
「Rising sun」は、東日本大震災の復興支援ソング。“未来へ”という想いが込められ東北をイメージした振り付けによさこいの動きを取り入れられている。中島は、夢追う子どもたちへ「今日のこの時間がこれからの皆さんの何かのきっかけになったら嬉しい」と想いを語った。
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■実施概要
「ダンスで日本を元気に!夢の課外授業SPECIAL in仙台」
【目的】
二十一世紀倶楽部が実施している「夢の課外授業」。子どもたちに「夢」や「挑戦」する気持ちを持ってもらうのを目的に活動。各界の“本物”に触れ合うことで、努力すること、チャレンジすることの感動、そして目標を実現することの感動を感じてもらう体験授業。2011年からは、復興支援を目的に「夢の課外授業in東北」と題し、被災に遭った東北地方の小・中学校での活動も開始。
EXILE及びLDHは、同プロジェクトの理念に賛同し2006年より参加。講師との交流を通じ、参加した子供たちに元気と夢を持つことの大切さを感じてもらうべく、「ダンス体験レッスン」や「夢」についてのトークなどのプログラムを展開している。2017年には、東北地方初となる「EXPG STUDIO」仙台校の開校に伴い、被災地の子どもたちを招き「夢の課外授業」を行う「夢の課外授業SPECIAL in仙台」をスタートした。
【日程】2018年3月11日(日)
【時間】12:00〜14:00
【会場】EXPG STUDIO仙台校(宮城県仙台市青葉区一番町三丁目11-15仙台フォーラス8F)
【講師】橘ケンチ(EXILE/EXILE THE SECOND)、世界(EXILE/FANTASTICS)
重留真波(Flower)、中島美央(Flower)
【生徒】岩手県釜石市、宮古市、大槌町、山田町の小・中・高生
(小学生17名、中学生4名、高校生8名/計29名)
【主催】二十一世紀倶楽部
【協力】(株)LDH JAPAN、(株)EXPG
【授業内容】
・ダンス体験レッスン(課題曲「Rising Sun」)
・お話の時間(テーマ:「夢」について)
・プレゼント贈呈
<2017年度実績>
【日程】2017年3月11日(土)
【会場】EXPG STUDIO仙台校
【講師】小林直己、Happiness(SAYAKA、楓、YURINO、須田アンナ、川本璃)
【生徒】岩手県大槌町、山田町、宮古市の子どもたち
(小学生11名、中学生16名、高校生5名/計32名)
■EXILE 東日本大震災 主な復興支援活動
【東日本大震災復興支援プロジェクト 〜日本を元気に〜】
EXILEは復興を願う"〜日本を元気に〜"というテーマを胸に、音楽やパフォーマンス、エンタテインメントを通し一人でも多くの方々が元気に、笑顔になれるよう、そして日本全体が元気を取り戻すことができるよう、活動しております。被災地の早期復興を願い、被災された方々に笑顔戻り、これから先、自分の人生を愛して生きいけることを願っております。
<主な活動>
■東日本大震災復興支援チャリティーソング「Rising Sun」
東日本大震災の復興支援を目的としたチャリティーソング「Rising Sun」を制作。このパッケージ商品の売上から発生するEXILE及びLDHに関する印税を、日本赤十字社を通じて全額寄付。
■EXILEチャリティーミサンガ
東日本大震災での遺児たちのために「子ども達の未来へ」との願いを込めたミサンガを制作(2011年12月末日で販売終了)。この商品の収益のすべてを、遺児の支援を行う「あしなが育英会」へ寄付。
■慰問、炊き出し、物資支援活動
震災直後の3月に岩手県、宮城県の避難所に飲料水5万本をはじめ、生活用品などの救援物資支援を開始。4月にはHIRO、MAKIDAI、AKIRA、SHOKICHI、LDHスタッフが宮城・南三陸町で炊き出し及び避難所への慰問を行った。その後も、岩手・大槌町に松本利夫、橘ケンチ、NESMITH、大船渡市にÜSA、TETSUYA、宮城・名取市にE-girls、宮城・陸前高田市にÜSA、黒木啓司など、被災地各地への慰問活動を行った。
■EXILE「南三陸町復興音楽祭」出演
宮城・南三陸町立志津川中学校で開催された「南三陸町復興音楽祭」にEXILEが出演。復興支援ライブを実施。当日、LDH社員約60人が出向き「居酒屋えぐざいる」を出店し、6,000食の炊き出しを提供。
■「夢の課外授業in東北」実績
【2011年】
■5月/夢の課外授業@岩手県大船渡市蛸ノ浦小学校(ÜSA、TETSUYA)
■8月/夢の課外授業@岩手県陸前高田市米崎小学校(ÜSA、黒木啓司)
【2012年】
■5月/夢の課外授業@岩手県釜石市立大平中学校(ÜSA、TETSUYA)
【2013年】
■5月/夢の課外授業@岩手県大槌町 ※参加校:大槌中学校、吉里小学校(TETSUYA、小林直己)
■6月/夢の課外授業@福島県伊達市月舘中学校(ÜSA、TETSUYA、小林直己)
■7月/夢の課外授業@岩手県野田村立野田中学校(三代目J Soul Brothers)
■9月/夢の課外授業@福島県伊達市月舘中学校(ÜSA、TETSUYA)
【2014年】
■7月/夢の課外授業@宮城県逢隅中学校(ÜSA、世界、佐藤大樹)
■9月/夢の課外授業@福島県湊中学校(TETSUYA、佐藤大樹)
■11月/夢の課外授業@宮城県逢隅中学校(黒木啓司、NESMITH、小林直己、世界)
夢の課外授業@福島スパリゾートハワイアンズ ※参加校:会津若松市立湊中学校
(ÜSA、TETSUYA、小林直己)
【2015年】
■6月/夢の課外授業@福島県会津若松市立第二中学校(ÜSA、TETSUYA)
【2016年】
■5月/夢の課外授業@岩手県大船渡市立赤﨑中学校(ÜSA、橘ケンチ、TETSUYA)
■10月/夢の課外授業@岩手県大船渡市立赤﨑中学校(ÜSA、TETSUYA)
夢の課外授業@希望郷いわて国体閉会式 ※参加校:福島・湊中学校、岩手・赤崎中学校
(ÜSA、橘ケンチ、TETSUYA、佐藤大樹)
【2017年】
■3月/夢の課外授業@EXPG STUDIO仙台 ※参加:岩手・大槌町、山田町、宮古市の小中高生30名
(小林直己、Happiness)
■7月/夢の課外授業@宮城県七ヶ浜中学校、向洋中学校(ÜSA、TETSUYA)
■9月/夢の課外授業@宮城県七ヶ浜健康スポーツセンター ※参加校:宮城・七ヶ浜中学校、向洋中学校
(ÜSA、TETSUYA)
■10月/夢の課外授業@東京秩父宮ラグビー場 ※参加校:宮城・七ヶ浜中学校、向洋中学校
(ÜSA