4月1 日、横浜アリーナにて「TOKYO GIRLS MUSIC FES. 2018(通称:TGM2018)」が開催された。
東京ガールズコレクションがプロデュースする“都会のミュージックフェス”は
今回で3回目となり、豪華アーティストが共演した。
トリを飾ったのが、JYJのメンバーとして活動。昨年10月より韓国で、今年2月からは日本でもソロ活動をスタートさせたジェジュン。
ジェジュン©TOKYO GIRLS MUSIC FES. 2018 画像 2/5
たくさんの想いの光を集めるように、ジェジュンのライブは『Just another girl』からスタート。熱いロックな昂揚を抱いた楽曲の上で、彼は滾る想いを熱く歌声にぶつけてゆく。なんてほとばしる情熱を抱かせる姿だ。剥き出しな魂となった彼の雄姿が、とても眩しく瞼に、胸の奥底にまで焼きついた。
センターステージの上でジェジュンは、哀切なバラードソング『Run Away』を歌いだした。今にも壊れそうなもの悲しいピアノの音色の上で、彼は想いを胸にグッと抱き、儚さ忍ばせた歌声を会場中に響かせた。その歌声に触れていたら、いつしか瞼が潤んでいた。ジェジュンの歌声が、心の奥に閉まっていた切なさを優しく引き寄せていた。
側にそっと寄り添うように、愛しい人を身近で優しく抱きしめるよう、ジェジュンは美しくも儚いバラード『化粧』を歌いだした。胸に秘めた想いを大切な人に語りかけるように歌うジェジュン。まさかの、中島みゆきのカバーソングの登場に、ファンたちもその歌を優しく胸で受け止めていた。
ジェジュン©TOKYO GIRLS MUSIC FES. 2018 画像 3/5
場内の空気を一変、ジェジュンはファンキーでソソウルフルなパーティチューン『Good Morning Night』を奏で、ふたたび会場にエモーショナルな風を吹かせた。とてもスタイリッシュな楽曲だ。それ以上に、ジェジュンの歌声が思いきりパーティ気分を満載しているんだもの。彼の誘いに導かれ、何時しか会場中の人たちが身体を揺らし、ジェジュンと一緒に夢の空間で熱狂パーティを繰り広げていた。終盤に生まれた掛け合いも最高だった。
まるでジェットコースターのようなライブだ。次にジェジュンが歌ったのが、バラードの『守ってあげる』。ジェジュン自身が感情のギアを巧みに切り換え、光を抱いた壮麗な楽曲へ寄り添い、まるで隣で囁くように優しく歌ってくれた。その歌声に愛しさを覚えるからこそ、会場中の人たちも、その歌声や彼の想いをぐっと抱きしめたかった。ファンたちと一緒に歌を交わす姿も、とても愛おしく見えていた。
ジェジュンは熱狂を描くように,『MINE』を披露。凛々しく躍動的な姿をぶつけ、会場へ熱狂を描き上げ、この日のイベントへ最高のフィナーレをプレゼントしてくれた。
ジェジュン©TOKYO GIRLS MUSIC FES. 2018 画像 4/5
止まない声援。最後にジェジュンは壮大な『One Kiss』を歌いあげ、この日のイベントへ熱狂したファンたちへ、嬉しい余韻となる歌を胸に届けてくれた。
ジェジュン セットリスト:
M1. Just another girl
M2. Run Away
M3.化粧
M4. Good Morning Night
M5. 守ってあげる
M6. MINE
En1. One Kiss
ジェジュン©TOKYO GIRLS MUSIC FES. 2018 画像 5/5
( 取材/文:長澤智典)