【ライブレポート】hide with Spread Beaverが黄昏時に起こした奇跡。 hideがそこにいるかのような夢の生ステージに会場は歓喜繚乱！

2018.05.02 公開

hide 20th memorial SUPER LIVE「SPIRITS」がお台場で開催！トリでhide with Spread Beaverが登場し圧巻の盛り上がり！

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4月28日(土)･29日(日)の2日間、お台場野外特設ステージにて開催されることとなったhide 20th memorial SUPER LIVE「SPIRITS」。hideにゆかりのあるアーティストが集結したファン待望の野外イベントだが、イベント両日ともラストを飾るのはもちろん、hide with Spread Beaver。ここでは初日のhide with Spread Beaverのライブの様子をレポートする。

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夕日が沈みかけてきた黄昏時。hide with Spread Beaverの面々がステージに登場すると、待ち望んでいた観客の歓声がお台場の空に響く。「カモン、トーキョー！」CHIROLYN（Bass）の声を合図に『ROCKET DIVE』からステージがスタート。ステージの上と左右に設けられた巨大モニターにはhideの生前のライブ映像が流れ、ライブパフォーマンスがリアルタイムに展開する。これはもう正真正銘、hide with Spread Beaverのライブそのものだ。間違いなくそこにhideはいたと言っても過言ではない。

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マイクスタンドを前にシャウトするhide。ステージ端まで駆け出すhide。ギターをかき鳴らしながら歌うhide。あたかも彼が目の前のステージにいるとしか思えないほどのリアリティーのある映像と、バンドサウンドの融合に涙するファンの姿も多数。生々しい存在感を放つhide with Spread Beaverのステージは想像を大きく上回る興奮を呼び起こすものだった。

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3曲目まで駆け抜けるように展開した後は、hideのMCも。「お客さん、っていうか東京！東京のお客さん、やっちゃってくださいな」映像を通して、あの独特のhideの語りが会場にこだまする。そしてhideのMCに続いてはX JAPANのギタリストでありhideの盟友のPATAが満を持して登場。PATAのギターソロから『CELEBRATION』が始まると、拡声器を片手に歌うhideとともにhide with Spread Beaverの生ライブが究極の形で完成した。

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DIEのキーボードソロから始まったのは『ピンクスパイダー』。さらにhideのからかうようなセリフの混じった『DOUBT』、これもDIEのキーボードからの『POSE』。そして『MISERY』と展開すると、ここでまたhideのMCが。「ワタシにはわかる！まだまだお客さんたち遊び足りないアルヨ」これに会場中が大歓声で応える。こうして次の曲『OBLAAT』が始まると、会場には巨大バルーンが登場。曲の後半では、ともにギタリストのKiyoshiとK.A.Zがステージ端まで駆け回り、観客に向けてカラーボールがばらまかれたりと大いに盛り上がった。

夢のような時間はあっという間に過ぎ去り、いよいよステージも佳境へ。Kiyoshiが感謝の言葉に続いてメンバー紹介をすると「hide、まだ行けるだろ？」空に向かって語りかけての『ever free』。そしてCHIROLYNのMCへ。「OKトーキョー！楽しんでますかー？楽しめてますかー？よし、今日は初日だしこんなところにしておいてやろう」と笑わせるとラストは『TELL ME』で締めくくった。

黄昏時が我々に魔法をかけたかのように目の前に蘇ったhide with Spread Beaver。このライブの間、hideは奇跡のように我々の前に現れた。

(取材/文：バッキー☆大坂)

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