今や日本を代表するヒップホップグループ、RHYMESTERが主催する野外フェス「人間交差点2018」。今年で4年目となるこのイベント、4年目にしてまさかのどしゃ降りの悪天候となってしまったが、お台場の野外特設会場はむしろ例年以上に熱い盛り上がりとなった。 この日、午後からはあいにくの激しい豪雨に見舞われたが、オーディエンスはラストのRHYMESTERのステージに一斉に駆け寄った。DJ JINの掛け声とともにMCの2人、宇多丸とMummy-Dが真っ赤なロングコートで登場すると未発表の新曲「アフター6」がスタート。この曲は4月からスタートした宇多丸のラジオ番組のテーマ曲で、冒頭の部分はジングルとしてオンエアされているが、曲としてすべて披露するのが今回が初。初披露ながらもキレのいいMC2人の掛け合いが展開する。
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続いては昨年秋にリリースされたニューアルバムからの『Future is Born』。最新鋭のチューンを披露しオーディエンスを沸かせた。「本当に俺らの30年間の史上でも最悪の天気です!そんな中、残ってくれて本当にありがとう」ファンの体調を気遣う宇多丸。そんな中、ここからはコラボでの楽曲が展開する。まず登場したのは少し前のステージも登場したPUNPEE。共同制作した『Kids in The Park』を歌い上げたと思いきや、続いては直前に隣のステージでライブをしていたKICK THE CAN CREWのKREVA、LITTLE、MCUの3人が登場。昔からのファンには懐かしい『10Balls+2』をアナログ盤の二枚使いで披露すると、ド定番の人気曲『B-BOYイズム』を立て続けに展開し5人のMCによる見事なラップスキルにどよめきが起こった。
「なんか伝説って言葉でごまかしたくないけど伝説化してますよね(笑) フェス4年目にして天気はこんなですけど一番熱い日になったと思います」宇多丸のコメントにファンからは大歓声が上がり、再びRHYMESTERの3人に戻りこのフェスのテーマソング『人間交差点』へ。どしゃ降りの雨の中、会場はフェスならではの特別感のあるテンションに包まれた。
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「本来はここで一旦引っ込むつもりだったんですが、このまま突っ走ります!」そのままの熱気の中で登場したのがSCOOBIE DO。SCOOBIE DOのボーカル、コヤマシュウのブルースハープが冴えまくった『けしからん』。さらに今回初披露となるセッションでの『カミングスーン』へ。RHYMESTERの2人だけでなくコヤマもラップを披露し、スタイリッシュかつ初披露のコラボサウンドで大団円を迎えた。どしゃ降りの雨の中、立て続けに贅沢なコラボが展開されたクライマックス。この日のラストステージは出演者にとってもオーディエンスにとっても忘れられない瞬間となった。(取材/文:バッキー☆大坂)
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RHYMESTERセットリスト:
M1.アフター6
M2.Future is Born
M3.Kids in The Park feat.PUNPEE
M4.10Balls+2 feat.KICK THE CAN CREW
M5.B-BOYイズム feat.KICK THE CAN CREW
M6.人間交差点
M7.けしからん feat.SCOOBIE DO
M8.カミングスーン feat. SCOOBIE DO