5月3日さいたまスーパーアリーナでVIVA LA ROCK 2018が開催された。 初日のメインステージ、トップバッターに登場したのはフレデリック。コズミックなSEが流れ会場が期待感に満ちていく中、4人のメンバーが登場。虹色のレーザービームが舞い踊るステージから一曲目に投下されたのは『KITAKU BEATS』。開始早々アリーナをフレデリックならではのダンスフロアに染め上げると、2曲目には言葉遊びが効いた『リリリピート』を披露。
3曲目にベースラインが色っぽい『ナイトステップ』を連続で投下した後、MCではVIVA LA ROCK 2015のCAVE STAGEに出演した当時の思いを振り返る。「思い出すのは3年前、新人ステージのCAVE STAGEに出たとき、『こいつら絶対オドループの一発屋で終わる』と言われました。今日はSTAR STAGEにいます」下克上のMCの後披露されたのは新曲の『飄々とエモーション』。 三原 健司(Vo,Gt)はギターを捨てマイク一本で、メインステージのスケールにビクともしないパワフルな歌声をオーディエンスに届ける。
5曲目の『TOGENKYO』の後に披露されたのはキラーナンバーの『オドループ 』。会場がダンスで大きく揺れハンズクラップもバッチリ、3年間の歳月を経て『オドループ』はフレデリックとオーディエンスを一つにする重要な一曲に成長した。 間髪入れず『オンリーワンダー』を投下しこの日のステージのボルテージを最大に引き上げ、最高温度のままステージは終焉へ。「オンリーワンで進んでいきます。」STAR STAGEのさらにその先を見据える言葉をステージに残して、フレデリックはVIVA LA ROCK 2018メインステージのトップバッターの役目を十二分に果たした。
(取材/文:樋熊涼 Photo©VIVA LA ROCK 2018 All Rights Reserved. 撮影:古渓一道)