photo:土居政則
なんて、冗談みたいな始まりになってしまいましたが。だって言いたいじゃない!そのためのレイラじゃないか!
この大名曲が誕生していなければ私の名前は違っていたかも。
そう思うと勝手に感慨深い、Eric Clapton & His Bandの東京公演をレポートします。
私が出かけたのは東京5公演のうちの2日目、4月15日でした。
photo:土居政則
ちなみにクラプトン御大は70歳でワールドツアーの引退を宣言していますから、これが最後の日本公演では?なんて言われています。(現在71歳)
さて、この日も初日と同じ、アディダスの3本ラインジャージを履いてご登場。トップスはおそらくシャツでしたが、どことなくリラックスした雰囲気が漂っていました。
セットリスト全17曲中、半分くらいがカバー。年々そうなっていますが、今回思いっきりブルーズモードです。
J.J.Caleの『Somebody’s Knockin’ on My Door』でスタートし、前半はエレキギターで聴かせます。情感たっぷりのギター、味わいが増しながらも衰えぬ歌声にグイグイ引き込まれました。グルーヴが最高。
前半の個人的ハイライトは、Bob Marleyの『I Shot the Sheriff』で、クラプトンのギターソロからバンドがグワーッと盛り上がっていくところ。気持ちが一気にノって本当に気持ちよかった!
中盤、『Circus Left Town』からアコギに持ち替え、イントロを弾き出したところから会場の空気が変わりました。しっとりと湿ったムード。このイントロ、いつ聴いても切なくて胸が締め付けられます。
曲によってはバンドメンバーにボーカルをバトンタッチし、自身は一歩引いてギタリストに徹するという場面もあり、職人の顔も覗きました。
畳み掛けるようなギターのフレーズ、色気のにじむ音色。これぞエリック・クラプトン!これが聴きたかった!が詰まっていました。
photo:土居政則
途中で「おや?レイラはまだかな?」と過ぎったものの、『Wonderful Tonight』やCreamの『Crossroads』に痺れまくっていたので、もう贅沢は言わないよ!という気分。実際初日に行った方の情報で、レイラはやらなかったというのも聞いていたので、今回はモードが違うのかも・・と腹を括っていましたし。(大げさ?)
そして本編ラストを迎え、J.J.Caleの『Cocaine』でテンションは最高潮に。
その後のアンコールは1曲と想像よりもあっさりステージを去った御大。
日本では最後の公演になるんじゃ?と言われていますが、センチメンタルは全くなくお客さんに媚びることもない、硬派なパフォーマンスでした。
photo:土居政則
結果、今回はレイラが生でレイラを聴くことはありませんでしたが無問題!大満足!それ以外にも名曲がたくさんあることを再確認し、無二のギタープレイも堪能できたので!
と言いつつ、帰り道には『いとしのレイラ』を再生したのでした。
最後なんて言わず、また日本にいらしてくださいね!ギターの神様エリック・クラプトン!
■ライター:奥浜レイラ
プロフィール:
1984 年 6 月 3 日 神奈川県藤沢市生まれ (アメリカ×日本)
身長 160cm
靴のサイズ 23.5cm
瞳の色 グリーン+グレー <特技> 手話・合気道初段
<好きなもの> 音楽、ライブ鑑賞(年間100本前後) 映画鑑賞、料理
Twitter :@layla_okuhama
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