5月26日(土)・27(日)、新木場・若洲公園にて2日間にわたって開催されたTOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2018 (通称メトロック 2018)初日に、UVERworldが初参戦。圧巻のライブパフォーマンスで黄昏時のWINGHILL STAGEを盛り上げた
ステージに次々とメンバーが現れ、真太郎(Dr.)の激しいドラムのイントロが始まったところで、最後にTAKUYA∞(Vo.)が台の上から飛び出すようにしていきなり大ジャンプ。ステージ中央に現れると、笑みを浮かべながら口笛を吹く。そう、このイントロは『7th Trigger』。1曲目から会場には大きく腕が上がり、コール&レスポンスが繰り広げられた。
「たった50分で! たった8曲で! UVERworldの最高のステージを!行こうぜメトロック!」TAKUYA∞の挑戦ともとれるMCに続いては『WE ARE GO』。ステージ後方に映像でリリックが映し出され、TAKUYA∞はステージを降りたかと思うと、最前列のオーディエンスの中へ。2曲目から早々にクライマックスのような展開に、会場のテンションは一気にヒートアップする。
「今日が俺たちの人生最後かのようなライブ魅せてやるよ」オーディエンスに支えられながら叫ぶTAKUYA∞。そのままの体制で次の曲『Don't Think.Feel』へなだれ込む。それまで後方で観ていたが、興奮を抑えきれずステージ前へ駆けだすファンも多数。今まさにガンガンに昇り調子の彼らの勢いをダイレクトに肌で感じられる瞬間だ。
UVERworld (photo by 岸田哲平) 画像 2/3
曲中、TAKUYA∞は再びステージ上に戻るも左右に走り回り、その勢いは止まらない。「2018メトロック初出演、UVERworldよろしくどうぞ! 俺の80歳になる婆ちゃんはUVERworldが大好きです。年齢や世代なんて関係ない。6人のメンバー、数十人のスタッフ、数百人のクルーでやってきました。最高のライブをお届けします! もしイマイチだったら、その時は全部俺のせいにしてください。って、なるわけねーだろ(笑) これだけのことやってんだから!」TAKUYA∞のMCからも今のUVERworldの勢いがひしひしと伝わってくる。
ここからは後半戦。「初めて観るアーティストのNo.1を目指させてもらうからな!」TAKUYA∞のMCに続いてリリック映像をバックに『PRAYING RUN』そして『Q.E.D』が展開。一人ひとりにグサリと突き刺さるメッセージ色の強い曲で、会場を圧倒する。「さぁさぁ暖まってきた! 次の曲で一番取りに行くぞ。初めまして俺たちがUVERworldどうぞよろしく!」ここで投下された曲は『IMPACT』。誠果(Sax.)のサックスが黄昏時の空に響き、会場中が怒涛のクラップハンドで埋め尽くされる様子は、まさに圧巻の光景。ラストの『在るべき形』では、どんなに激しいパフォーマンスを展開しようとも、彼らの歌詞に込められた等身大のメッセージは聴く者の胸を打つUVERworldの世界を思い知らせてくれた。彼らの魅力がふんだんに盛り込まれたこの日のステージは、間違いなく初見のオーディエンスにも鮮烈なインパクトを残したはずだ。
(取材/文:バッキー☆大坂)
UVERworld (photo by 岸田哲平) 画像 3/3
TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2018
5/26 UVERworld セットリスト
M1.7th Trigger
M2.WE ARE GO
M3.Don't Think.Feel
M4.一滴の影響
M5.PRAYING RUN
M6.Q.E.D
M7.IMPACT
M8.在るべき形