北米最大規模のアニメ・コンベンション「Anime Expo 2018」内イベントとして、 LDH USAが初主催する「m-flo presents "OTAQUEST LIVE" powered by LDH USA」が現地時間5日、アメリカ・ロサンゼルス Microsoft Theaterにて開催された。出演したのはm-flo、PKCZ®、中田ヤスタカ、Crystal Kay、八王子P、TeddyLoid、Masayoshi Iimori、YUC'eの全8組。約7000人収容可能の大ホールに日本のポップカルチャーを愛するオーディエンスが集い、最先端のダンスミュージックで盛り上がった。
“OTAQUEST”よろしく、来場者はさまざまなアニメキャラのコスプレや日本語Tシャツを着た各国の日本カルチャーファン。一番手の八王子Pが始まると、立ち上がって両手のサイリウムを振り回し、場内は早くも一体となる。その後、ガーリーな歌声で魅了したYUC'e、ラストシットに「世界でも最高なグループだと思う」とm-flo『Hands』のリミックスを届けたMasayoshi Iimori、倖田來未『real Emotion』や米良美一『もののけ姫』のリミックスなどを織り交ぜ、海外経験の豊富さを伺わせたTeddyLoidと、次々続いていく。
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黒の法被でそろえたPKCZ®は、アップリフティングな曲の数々に乗せては「How are you doing!?」と煽ってコール&レスポンスで観客のボルテージを上げていく。『Cho Wavy De Gomenne』など日本のヒットチューンをプレゼンしつつ、スヌープドッグとのコラボ曲『BOW DOWN FT. CRAZYBOY from EXILE TRIBE』でも沸かせた。また、VERBALが「My sister」と紹介してステージに上がったCrystal Kayは、「LAでパフォーマンスするのは初めてなの」と英語で話し、『hard to say』や『Boyfriend -partⅡ-』といった代表曲はもちろんのこと、「今日は『Anime Expo』だよね」とリリース当時「鋼の錬金術師」のエンディングテーマとなった『Motherland』を歌唱。英語と日本語を巧みに操るバイリンガルならではのMCもアメリカのオーディエンスの心をつかんでいた。
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きゃりーぱみゅぱみゅやPerfumeのサウンドプロデューサーとして海外でも知られている中田ヤスタカは、冒頭からきゃりーの『ファッションモンスター-extended mix-』をかけ、『PONPONPON』『にんじゃりばんばん』はやはり鉄板の盛り上がり。Perfume「TOKYO GIRL」とiPhoneのシロフォンのマッシュアップをはじめギミックに富んだサウンドや、自身のオリジナル曲、CAPSULEの楽曲、洋楽のヒットスタンダードからなる縦横無尽なセレクトで楽しませてくれた。
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トリを務めたのは、アメリカでのライブは初となるm-flo。まずはVERBALと☆Taku Takahashiの2人で『Lotta Love』『let go』ほかヒットチューンをつなげてドロップし、そのうち『REEEWIND!』ではCrystal Kayが、『the Love Bug (YUC'e Remix)』ではYUC'eが助太刀。中盤から、今年復帰を果たしたLISAが大きな歓声で迎えられると、3人で『TRIPOD BABY』『How You Like Me Now?』『been so long』などこれまでの代表的ナンバーをリミックスバージョンで披露。「楽しんでますか!?」という日本語にも「Yeah!!」と返ってくる声に、VERBALは「LAサイコー!」と笑顔がほころぶ。LISAも「あったかいね、お客さん!」と国内と変わらない反応の良さに感心しきり。クライマックスは、新曲『No Question』と最大のヒット曲『come again』で大合唱が沸き起こる。客席では最後までペンライトの光がアグレッシブに動いていた。3人は肩を組み「Thank you so much!!」と叫んでイベントを締めくくった。