日本最大の野外音楽フェスイベント「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」の初日となった8月4日、UVERworldが2年ぶりの参戦でGRASS STAGEに登場した。
1曲目『DECIDED』から、センターステージには歌詞が映し出され、心地よくオーディエンスをUVERworldの世界へ呼び込んでいく。「たった6人、たった数十人のスタッフだけど、このGRASS STAGEを最高に盛り上げていくんでよろしく!」ボーカルTAKUYA∞のMCに続いての2曲目は、誠果のサックスから始まるイントロが印象的な『ナノ・セカンド』。「今日が俺たちの最高のライブになるような、人生最高のライブになるようなステージを見せたいと思います」TAKUYA∞の宣言とともに、ベースの信人とサックスの誠果も激しくドラムを叩いての3曲目『WE ARE GO』と、圧倒的なステージパフォーマンスの中、オーディエンスもさらにステージ前に集まってくる。
UVERworld(©ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018) 画像 2/5
「ROCK IN JAPAN、この50分という貴重な時間の中で、自分でもどうかしてるぜと思うけど、新曲で勝負したい」と、4曲目はまさかの新曲『ODD FUTURE』。とはいえ、オーディエンスのテンションは馴染みの曲と全く変わらず、オーディエンスは腕を上げ、跳びまくるほどの大反響となった。
「やっぱりROCK IN JAPANのステージいいね。2年前に“もう出ない”と言って、去年出なかったんだけど、この2年苦しかった…。やっぱこのステージに立ちたいと思えたよ。UVERworldやってきて18年。目標をかなえてきたし、その上で思うんだけど、ROCK IN JAPANは、本当の意味で張りつめた緊張感のあるステージだよ」TAKUYA∞がROCK IN JAPANに対する思いを語り、彼らしい素直な一面を見せる。続いての『ALL ALONE』は、リアルかつヘビーな歌詞がスクリーンに映し出され、オーディエンスが本音を問われるような曲。この曲で、柵から落ちそうなほど、前のめりになってオーディエンスに向き合うTAKUYA∞の姿が印象的だった。
UVERworld(©ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018) 画像 3/5
UVERworld(©ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018) 画像 4/5
「やりてえ!最高の、最高のライブをやりてえ!あなたの記憶に心に残るライブをやりたいと思います。できるかできねえかやってみなけりゃわかんねーだろ!」こうして始まった曲が『PRAYING RUN』。「La la la run…」のパートでは、会場中のオーディエンスの声がGRASS STAGEを包み込んだ。
「俺たち18年間やってて、はじめの15年間はこのフェスに出ることができなかった。その頃、俺はあの辺のでっかい木の下にたたずんで、俺は10-FEETを見てたよ(笑)。つまり俺も最初はみんなとおんなじだった。あなたはどんなステージに立ちたいですか?君はどんな世界に飛び込みたい?」TAKUYA∞の印象的なMCからスタートしたのは『Q.E.D.』。MCでテーマにしていたストレートな歌詞が胸に突き刺さる。
そしていよいよクライマックス。「ROCK IN JAPAN初日にして、最高のテンション、最高の瞬間にしていいですか!UVERworld初めて見る人、何度も見てる人も関係ねえ。最高の瞬間作ってこうぜ。間違いなく、今ここが世界で最も熱い場所だ」文字通り熱いMCとサックスのイントロからのラスト1曲は『在るべき形』。手拍子と歓声でGRASS STAGEの芝生が揺れるほどの盛り上がりとなった。「俺、ROCK IN JAPANでこんなすげーステージ見たことねーよ!」TAKUYA∞が満面の笑みを見せる。
UVERworld(©ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018) 画像 5/5
「ROCK IN JAPANありがとう!来年もこのステージに相応しいバンドだったら、また戻ってくるよ。これからも自分たちの信じた音楽とストイックさを貫いていくよ。」ラストソングは『在るべき形』。手拍子と歓声でGRASS STAGEの地面が揺れるほどの盛り上がりとなった。ステージの間、何度も「ありがとう」と声にしたTAKUYA∞。ROCK IN JAPANに対する彼らの思いがダイレクトに伝わってくる熱いステージとなった。
(取材/文: バッキー☆大坂)
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」
8/4 UVERworld セットリスト
M1.DECIDED
M2.ナノ・セカンド
M3.WE ARE GO
M4.ODD FUTURE
M5.ALL ALONE
M6.PRAYING RUN
M7.Q.E.D.
M8.雫HERE〜SE〜
M9.IMPACT
M10.在るべき形