2018.08.17 公開
【ライブレポート】ヤバイTシャツ屋さん、メジャーデビューからちょうど2年でROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018のGRASS STAGEに登場!こやま「大抜擢過ぎると思ってます」

ヤバイTシャツ屋さん ©ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018  画像 1/7

ヤバイTシャツ屋さんが始まるよー!」

こやまたくや(ボーカル・ギター)が、ヤバイTシャツ屋さん(以下、ヤバT)のライブスタート宣言をした。オープニングは、ヤバイTシャツ屋さんというバンド名なのにも関わらず、『Tank-top in your heart』だ。続けて、ヒット曲『あつまれ!パーティーピーポー』を披露。ともに激しいバンドサウンドが見どころの楽曲となっており、メンバー全員が視界が悪くなるほど髪を振り乱して、演奏を繰り広げた。

【ライブレポート】ヤバイTシャツ屋さん、メジャーデビューからちょうど2年でROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018のGRASS STAGEに登場!こやま「大抜擢過ぎると思ってます」ヤバイTシャツ屋さん ©ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018  画像 2/7

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「ROCK IN JAPAN、楽しんでますかー!」こやまの呼びかけに、オーディエンスからの声援が返ってきた。これにはこやまの顔もほころび、思わず「最高じゃないですか。」とつぶやいた。「足に力溜めて、とべー!」と、『メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲』でオーディエンスをジャンプさせることに成功。しばたありぼぼ(ボーカル・ベース)は、ステージ上を縦横無尽にご機嫌に飛び回る。


もりもりもと(ドラムス・コーラス)のキレのあるドラムのビートを合図に『鬼POP激キャッチー最強ハイパーウルトラミュージック』をパフォーマンス。しばたの声の高さが際立ち、ヤバTらしさ全開だ。CMソングに起用されたり、面白さたっぷりのミュージックビデオでも話題を集めたりと注目度が高い楽曲でもあり、”激キャッチー”なサビで盛り上がりを見せた。さらに、モニターに映るヘドバンの波は圧巻だ。その光景に、「ありがとうありがとうオリゴ糖ありがとう綾野剛ありがとう」と、こやま節で感謝の気持ちを伝えた。


こやまは、「はじめて観るよって人!」「はーい」「すぐに降ろしてください」とクスッと笑えるやりとりをし、心をぐっと掴んだ。続けて、「大雨の中、お集まいただきありがとうございます!」と分かりやすい嘘をつき、これまたドッと笑いを取り、「この楽しさだけは嘘じゃいってこと」とクサい台詞でキメた。


「サビでタオル回すタイプの曲やっても良いですかー!持ってない人は、右手首腱鞘炎になるまで回してもらっていいですか」と、前髪の間からいたずらな笑顔をのぞかせ、こやまが呼びかけた。『 L・O・V・E タオル』の歌詞通り、オーディエンスは、タオルをはやくふりまわした。繊維が飛んでくるかもしれないほどのアクションだ。

ここで、こやまはコンプレックスがあることをカミングアウト。それは「肩幅が狭いこと」だそうだ。「肩幅が広い人のことも、肩幅が狭い人のことも肯定する曲を作ってきました。」と曲に込めた思いを語り、『肩 have a good day -2018 ver.-』を、目を瞑って空を仰ぎ、熱唱した。この曲の聴きどころのひとつは何と言ってもしっとりとした「もりもと口笛タイム」だ。ばっちりキメると、広大なGRASS STAGEから歓声が上がった。

 

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空気は一変し、ロックなサウンドが印象的な『Tank-top of the world』を駆け抜けるように披露。

「ほんまに楽しい、ありがとうございます。」息が上がったまま言葉にした。GRASS STAGEの出演について「大抜擢過ぎると思ってます。選んでもらったからには全力でやらなあかんなと思ってやってます。」と熱い気持ちを語った。


地元・大阪を中心に大学のサークルバンドとして活動を開始したヤバT。「一番でっかいフェスの一番でっかいステージにサークルバンドが立ってます!」と声高らかに嬉しさいっぱいに叫んだ。また、「目の前に人が集まってることが、ほんまに自信になってます。サークルバンドに誇りをもってやりたいと思います。」と気持ちの込もった言葉を放った。『サークルバンドに光を』のパフォーマンスで、自らの経験を物語るかのような歌詞を歌い上げ、エモい空間でGRASS STAGEを包み込んだ。


「Wi-Fi!Wi-Fi!」の掛け声で爆発的な盛り上がりを見せた『無線LANばり便利』。『ヤバみ』は、「時間ないから爆速で!」と通常のテンポよりも早めの演奏を。ラストは、老若男女楽しめる楽曲『ハッピーウェディング前ソング』で締めた。


ヤバイTシャツ屋さん公式ツイッター(@yabaT_official)では、このステージの前日「メジャーデビューを発表した大阪BIGCATワンマンライブ「まだ早い。」からちょうど2年。「まだ早い。」とは言わせないライブを。」とつぶやいていた。誰が「まだ早い。」と思っただろう。やっとGRASS STAGEで会えたというべきパフォーマンスだった。ヤバTは大きな舞台で幅広い世代が楽しめる空間を提供したことで、ヤバTと同じくらいの若い世代だけではなく、新たなファンをきっと獲得できたに違いない。

(取材/文:村松美紀)

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ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018
8月12日 GRASS STAGE

ヤバイTシャツ屋さん・セットリスト


M1 Tank-top in your heart

M2 あつまれ!パーティーピーポー

M3 メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲

M4 鬼POP激キャッチー最強ハイパーウルトラミュージック

M5 L・O・V・E タオル

M6 肩 have a good day -2018 ver.-

M7 Tank-top of the world

M8 サークルバンドに光を

M9 無線LANばり便利

M10 ヤバみ

M11ハッピーウェディング前ソング

【特集】ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018
https://wws-channel.com/rijf2018
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