ZAZEN BOYSに新メンバーMIYA(Ba.)が加入後、初のフェス参戦となったのが今回の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」。今年新たに加入し、初の女性メンバーとなったMIYAが、他で真似できない絶妙なセッションで定評のあるZAZEN BOYSの中でどんな演奏を魅せるのか。ファンならずとも気になるところだ。
1曲目は『HIMITSU GIRL'S TOP SECRET』。一度聞いただけでは、とても把握できない変拍子が強烈な曲だが、見事に4人目のメンバーとしてビートを刻むMIYA。間髪入れずに続いた2曲目『RIFF MAN』でも向井秀徳(Vo./Gu)の存在感あるパフォーマンスに負けないゴリゴリのベースサウンドを展開した。これで軌道に乗ったのか、演奏を続けていくに連れMIYAは徐々に笑顔を浮かべていき、3曲目『Cold Beat』からは、終始笑顔でステージを堪能していた。
ZAZEN BOYS ©ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018 画像 2/7
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曲と曲の間、手酌で焼酎を飲むことが多い向井だが、今日は炎天下でビールをグビりと流し込む。本人は心地よく酔いながらも音は決して酩酊することなく、メンバー全ての神経回路がつながっているのではないかと思わせるセッションを展開するのがZAZEN BOYS。向井がいくら酔ったところで、メンバーがひとり入れ替わったところで、そのスタンスは全く変わることがないのはさすがだ。
続く『Weekend』では、満面の笑みを浮かべたMIYAが、オーディエンスに手拍子をリクエスト。オーディエンスの手拍子に応えるかのように、吉兼聡(Gu)が独特の動きでギターをかき鳴らす。『Weekend』が終わると、向井は用意されていたビールを飲み干し、カップを放り投げて次の一杯を楽屋裏に要求。会場の笑いを誘う場面も。
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「MATSURI STUDIOからやってまいりましたZAZEN BOYSです。本日はお集まりいただきありがとうございました」向井がいつもの挨拶を終えると、新しいビールをさらに流し込んでからのラスト1曲『Asobi』へ。新メンバーMIYAのベースと松下敦(Dr.)の重厚感あるドラムからのイントロ、そしてこれまでキーボードで奏でていたパートをギターに切り替えてのアレンジで、新生ZAZEN BOYSの瑞々しいサウンドを最後まで楽しませてくれた。
(取材/文:バッキー☆大坂)
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「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」
8/11 ZAZEN BOYS セットリスト
M1.HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
M2.RIFF MAN
M3.Cold Beat
M4.Weekend
M5.Asobi