8月19日、メイドの姿をした5人組ロック・バンド、BAND-MAIDがSUMMER SONIC 2018のRAINBOW STAGEに登場した。
BAND-MAIDのVo/Gt小鳩ミクが、ジャパニーズカルチャーのひとつであるメイド喫茶で働いていたという経歴を持ち、“メイド”と“ロック”を融合させた独特な世界観を醸し出す。
「メイドと遊ぶ準備はできてますか?かかってこいやー!」
SAIKI (Vo.)が、お給仕のスタートからオーディエンスを掻き立てる。
©SUMMER SONIC All Rights Reserved . 画像 2/10
©SUMMER SONIC All Rights Reserved . 画像 3/10
©SUMMER SONIC All Rights Reserved . 画像 4/10
BAND-MAIDは、ライブを『お給仕』、観客を『ご主人様』『お嬢様』と呼ぶ。
オープニングナンバーは『REAL EXISTENCE』。
SAIKIのが妖艶かつ攻撃的なボーカルで、オーディエンスの度肝を抜いた。MIKU Kobato (Gt/Vo.)は、ダイナミックなスタンスでギターをかき鳴らす。
可愛らしい女の子がメイド服というアイテムを身に纏うことでアイドル的な印象が増してしまうが、そのビジュアルからは想像できないハードなロックサウンドが観客に突き刺さり、そのギャップに酔いしれる感覚が心地よい。
続く『DICE』では、激しい楽曲に合わせ、MIKUのツインテールが大きく揺れる姿が印象的だった。
大勢の観客を前に晴れやかな笑顔でハードにドラムを叩くAKANE (Dr.)の演奏技術の高さに驚かされた。
©SUMMER SONIC All Rights Reserved . 画像 5/10
©SUMMER SONIC All Rights Reserved . 画像 6/10
©SUMMER SONIC All Rights Reserved . 画像 7/10
「おかえりなさいませ、ご主人様、お嬢様。
誠にありがとうございますっぽ!ようこそバンドメイドのお給仕へ!一緒に遊ぼうっぽ〜!」とMIKUのMCがRAINBOW STAGEいっぱいに響き渡る。
突き抜ける歌声のSAIKIと、MIKUの甘いボイスの掛け合いが堪能できる『Play』を全力でパフォーマンス。
「まだまだサマソニ足りないなー!来いやー!(オーディエンスの)後ろ、見てるだけですかー!遊ばないの?」SAIKIの挑戦的な煽りにオーディエンスはドッと沸いた。SAIKIは、ステージ上のスピーカーに足をかけて、『the non-fiction days』、『Choose me』と畳み掛けた。それに対して、オーディエンスは腕を高く上げてエールを送り続けた。
曲中にKANAMI (Gt.)と、MISA (Ba.)が低い姿勢で向き合いながらセッションする姿は、まさにハードロックバンドそのものだった。
レーザービームが飛び交う派手な演出の中で、ツインボーカルで魅せる『DOMINATION』でステージのラストを締めくくる。
最後は、MIKUからメッセージ。「それでは、ご主人さまとお嬢様とまた会えるのを心からたのしみにしてるっぽ!」
7月25日には、3rdシングル『start over』がリリースされた。新世代のハードロックバンドとして先頭を走り出したことを証明したステージとなった。
(取材/文:村松美紀)
©SUMMER SONIC All Rights Reserved . 画像 8/10
SUMMER SONIC 公式サイト:
www.summersonic.com/2018
SUMMER SONIC 2018
8月19日 東京会場 RAINBOW STAGE
BAND-MAID
M1 REAL EXISTENCE
M2 DICE
M3 Play
M4 the non-fiction days
M5 Choose me
M6 DOMINATION