映画『シライサン』がいよいよ公開初日を迎え、会場の暖かい拍手のなか登壇した飯豊まりえ、稲葉友、安達寛 高監督。 本作が初のホラー作品への出演となった飯豊は「どんどんシライサンの名前が知れ渡ってみなさんを震 え上がらせてほしいなと思います」と“その名を知ったら呪われる”というシライサンの呪いの拡散への期待を語る。 飯豊演じる瑞紀と共に、冷静な視点で”シライサン”の謎に迫る春男を演じた稲葉は「ちょっと引いて物事を見る 感覚が、近いものがある」と演じた役と自身の共通点を話す。長編映画初監督となった本作について安達監督 は「目を大きくしたら怖いんじゃないかと思って気持ち悪いぐらい目を大きくしてみたんですけど、だんだん可愛く 見えてきちゃって...」とJホラーの新たなキャラクターとなったシライサンのビジュアルについてのこだわりを語った。 本作で二度目の共演となり、シライサンの呪いの謎を共に探る役どころで一緒の撮影シーンが多かった飯豊と稲葉。
飯豊は「どうやったらお客さんに怖がってもらえるんだろ うって二人で追求したりしていました」と役作りの相談をし あった撮影中のエピソードも明かす。安達監督は「撮影し ていない時はアットホームに和気あいあいとしていて、 ホームドラマをとってるようだった」と撮影当時の二人の印 象を振り返った。
イベント中盤では「決して目をそらしてはいけない」という” シライサン”の呪いを描いたホラー作品である本作にちな み、”決して目ヲソラセナイ2020年の抱負”をそれぞれパネ ルに漢字一文字で表現。飯豊は”怖”と書かれたパネルを 掲げ「いい方の”怖”です。何事も立ち向かうつもりで怖がらずに丁寧に向き合っていきたい」とホラー映画にちなみ ながらも前向きな目標を表した。稲葉は”実”と抱負を表 現し「現実から目をそらさず、実践をし、実績を積み、実 生活でも実りのある生活を」と新たな思いを語る一方、安 達監督は”体”の一字を掲げ「目をそらしてはいけないと いったら体重計ですよ。今年こそは痩せないと」とダイエッ トの決意を見せ場内の笑いを誘った。
そしてここでサプライズが!公開初日を迎え、本作の誕生 日とも言えるこの日。そして飯豊が1月5日に22歳の誕生 日を迎え、二日後の1月12日に稲葉が27歳の誕生日を 迎えることを記念して、バースデーケーキのプレゼントが登場。誕生日の歌と共に運び込まれたのは本作のホラーア イコン“シライサン”をモチーフに作られた特注のケーキ。ユニークでコワカワイイデザインのケーキを目にした飯豊は「こ んな怖いケーキ初めて見た!」と驚きながらも思わぬサプライズに大興奮。稲葉は「初日というめでたい日にやっと 皆さんに観ていただけて、祝っていただけて、やっててよかったなという気分になります」と喜びつつも衝撃的なビ ジュアルのケーキに「おぞましい...ラズベリーソースが血に見えちゃうんだよな」と正直な感想を述べた。実はこの ケーキ、公開初日にあたり、だるまの目入れならぬ”シライサンの目入れ”用に作られた左目の欠けた状態の未完 成品。映画のヒット祈願と場内一同の幸せを願い、目に見立てたクッキーを左目の位置に飾り付けして、無事に ケーキが完成。なかなか見られないシュールな光景に観客からも思わず笑いの声が。
イベント最後には、これから本編を鑑賞する観客に向けて「シライサンは怖いだけでなくちょっと切ない感情も混 じったりしているのでその辺も楽しんでいただけたらと思います」と安達監督。稲葉は「僕らと一緒に”シライサン” とは何なのか、作品の中にズブズブ入っていっていただけたら嬉しいなと思います」と見どころを語り、飯豊は「本 当に新しいホラー映画が産み落とされたと思っています。シライサンの名前がどんどん知れ渡ったらいいなと思い ます。是非みなさんに拡散していただけたらなと思います」と作品をアピールした。