玉木宏主演のカンテレ・フジテレビ系火9ドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』。養父母を死に追いやった運送会社社長への復讐を誓った双子の兄弟を描いたサスペンス作品で、復讐のために心を捨て、顔も名前も変え、裏社会に身を投じた主人公・竜一を玉木が演じ、竜一の双子の弟で、運送会社を監督する国土交通省のエリート官僚として権力を掌握していく竜二を高橋一生が演じる。さらに、竜一と竜二の血の繋がらない妹・美佐を松本穂香が、双子の復讐相手でキリシマ急便社長・霧島源平を遠藤憲一が演じる。
18日(火)放送の第4話では、竜二と美佐に対する霧島まゆみ(松本まりか)の愛憎が描かれる。竜二と美佐が血のつながりがないことを知り、まゆみの美佐への態度がひょう変。竜二の気持ちを独占したいまゆみは、美佐への嫉妬から次第に暴走していき…。
『竜の道 二つの顔の復讐者』第4話場面カット 画像 2/7
キリシマ急便のコンサルティングの立場を利用して源平を追い詰めようとする竜一に対して、まゆみの恋人という立場から源平に迫ろうとする竜二。偽りの愛情でアプローチをかける竜二と傲慢(ごうまん)な社長令嬢・まゆみの恋愛もこのドラマの魅力の一つだが、高橋との共演について、松本まりかは「竜二と出会い、徐々に感化されていく過程は、台本を読んでパズルのように頭のなかで組み合わせていくのですが、やはり(高橋)一生さんと一緒にお芝居したときの発見はすごく大きかったですね。実際に一緒に演じてみると、台本だけではわからなかった彼女の闇があふれ出たりして、すごく面白かったです」と振り返った。竜二とまゆみの関係性については「竜二は復讐のために愛情を携えて近づいてくる。まゆみは愛情を知らずに育ってきた。そんな二人の間にある心の壁一枚を隔てたなかで、ミクロ単位での心の移ろいが描かれています。視聴者の方には、『今まゆみがどんな表情をしたのか?』、『竜二のことをどう思っているのか?』ということに注目して欲しいです」と見どころを語った。
『竜の道 二つの顔の復讐者』第4話場面カット 画像 3/7 『竜の道 二つの顔の復讐者』第4話場面カット 画像 4/7
そんなまゆみの心の移ろいを、松本自身は客観的にどう捉えて演じたのかを聞くと、「客観性…無かったかもしれないです。自分自身のことが見えなくなるように、彼女に入り込んでいくと、『どう見えているか』は自覚せずにお芝居していたと思います。なので、竜二への気持ちの変化はちょっとしたサインが出ているだけかもしれないし、もしかしたらダダ漏れしているのかもしれないです(笑)」と、役に没頭したが故の答えが。そして、「まゆみだけではなく、竜二の心にも変化があるかもしれません。シリアスな復讐劇と併せて、まゆみと竜二の恋愛も、『何この女』と思いながら楽しんでいただければと思います」と語った松本。復讐のための竜二の愛情は、悪女を通じて純愛に変わるのか? それとも…。18日(火)放送の第4話は、悪女・まゆみの言動から目を離せない!
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<第4話あらすじ>
ネット通信販売大手のエニイウェイズとの契約を勝ち取るため、無謀な業務拡大を加速する源平(遠藤憲一)。竜一(玉木宏)はそんな源平に対して反発を強める息子の晃(細田善彦)に、クーデターを起こすようけしかける。そんな中、経済記者の沖(落合モトキ)が、UDコーポレーションを訪ねてくる。
一方、まゆみ(松本まりか)からホームパーティーに招待された美佐(松本穂香)は、竜二(高橋一生)がまゆみとの結婚を望んでいることを知る。ごう慢なまゆみの態度に戸惑いながらも美佐は、「私は妹にはならない」と、竜二と血のつながりがないことを告白。すると、まゆみの顔からみるみる笑顔が消えて…。
両親の形見の人形がキリシマ急便のグッズだったこと、そして霧島家の娘であるまゆみと竜二の不自然な関係に疑問を感じた美佐は、過去を知ろうと動き出す。そんななか、美佐の身に不審な男たちの魔の手が迫る。