TBSでは、2020年10月スタートの日曜劇場枠で、妻夫木聡主演の『危険なビーナス』を放送する。
原作は、多くのベストセラーを生み出している東野圭吾による同名小説。主人公が弟の失踪事件をきっかけに、巨額の遺産をめぐる謎に挑む壮大なミステリー作品だ。
このたび、主人公・手島伯朗(てしま・はくろう)を演じる妻夫木に続き、吉高由里子の出演が決定した。
TBS連続ドラマへの出演は2019年4月期に放送した主演ドラマ『わたし、定時で帰ります。』以来で、主演の妻夫木とは今回が初共演となる。ドラマ、映画、CM、舞台とジャンルを問わず幅広い役柄を自在にこなす吉高が本作で演じるのは、伯朗の前に突然現れる謎の美女・矢神楓(やがみ・かえで)。伯朗の「弟の妻」だと名乗り、突然失踪した夫・明人を一緒に捜して欲しいと伯朗に願い出る。
伯朗にとって明人は異父弟。母が名家「矢神家」の御曹司と再婚してから生まれた弟だ。母の死後、伯朗は矢神一族とは疎遠になっていた。矢神の血を引く明人は、総額30億とも言われる遺産の相続権を持つ。現当主が危篤状態に陥ったことで、遺産を狙う親族の誰かがさらったのではと楓は疑っているという。困っている女性を放っておけない伯朗は、楓と共に明人の行方を追うことになり、巨額の遺産が絡んだ矢神家の争いに巻き込まれていく。そんな中、伯朗は「弟の妻」である楓の魅力に次第に惹かれていき・・・。
吉高が演じるミステリアスでありながらも明るく聡明で魅力的な美女・楓が、妻夫木演じる伯朗をどのように翻弄していくのか!? 初共演となる2人が見せる絶妙なコンビネーションにもご注目いただきたい。
■コメント
<吉高由里子>
妻夫木さんが日曜劇場に出演されるのが16年ぶりと聞き、そのような作品で初めてご一緒させていただけることをとてもうれしく思います。妻夫木さん演じる伯朗と楓のやり取りも、ドラマならではのテンポの良い会話劇になると思います。その中で、2人の距離がどのように縮まっていくのか楽しみに見ていただけたらうれしいです。
ドラマで描かれる楓は、原作よりも少し人間味のあるキャラクターになっていると思います。勝気な部分もあれば怯えることもあったり・・・。いろんな表情を持っているので緩急つけて演じていければと思っています。その一方で謎めいている部分もあるので、「怪しい?」「怪しくない?」と見ている方にも伯朗と同じように揺れ動きながら見ていただければうれしいです。
一話一話の展開が早く、毎週見逃せないストーリーになっています。見た後は「来週の放送早く来い~!」と思っていただけるドラマになるよう、妻夫木さんはじめ、他キャスト、スタッフの方々と精一杯撮影に取り組んでいきたいと思います。
<主演・妻夫木聡>
最初に台本を読んだ時から、吉高さんが楓を演じている姿がすごく想像できていました。普段は明るくて人懐っこいイメージの吉高さんが楓を演じる中で見せるちょっとマジになった時とのギャップは、とても魅力的だと思います。原作でも描かれている「捉えどころのない雰囲気」に加え、ドラマでは楓のチャーミングな部分も出てくると思うので、僕自身も楽しみにしています。伯朗と楓のコミカルなシーンでは、テンポの良い掛け合いをお見せしたいと思っています。