2016.11.26 公開
唯一の女性キャストとして登場した大島は、透け感のある白いシースルーの衣装で登場。
冒頭のあいさつでムロが「どうしても気になることがあって‥‥。 大島さん、それ透けてるのアリなんですよね?」と突っ込みを入れると、大島は「こういうの!」と衣装のデザインを強調し一蹴。「さっきしゃべっていたんですけど、自然と(ムロの)目線が下に行くんですよ。ちらちら見ているなーと思って」と笑いながら本番前の雰囲気を暴露。二人のやり取りの横で阿部をはじめとした男性陣は困った表情を浮かべ、「男性陣がもう見ないようになっちゃったー」と話しながらも、大島はまんざらではない様子。唯一ムロだけは「僕は見ますけどねー」とニヤリ顔で断言し、会場の笑いを誘った。
本作は発売から10日間で100万部越えを記録した、人気ミステリー作家・東野圭吾作の同名小説を映画化した作品。
大学の研究施設から盗まれた違法な生物兵器「K-55」を巡り、頼りない研究員の栗林和幸(阿部寛)が、全国民を人質にされながら、残されたヒントを頼りに日本最大級のスキー場で生物兵器の行方を追うサスペンス&ミステリーとなっている。
この撮影中の裏話やエピソードについて聞かれると、主演を務めた阿部は「吉田監督はアドリブか好きで、撮影終わりにカットをかけてくれないことが多く、大倉くんと『どうするどうする?』ってなったこともあります」と大物俳優ですら困惑した現場の状況を明かした。大島は「エキストラの方が滑って転んでしまってNGになったんですけど、(大倉が)パトロールしてるのに助けないんです」という裏話を語り、「台本通りに進まなくてはならないので、助けてる時とかどうするんだろうと思って。まぁ、大丈夫だろう」と大倉は冷静にスルーした事を明かした。
最後に一緒に本作を観に行きたい人について聞かれると、大島は「阿部さんとですね。自分の映画をどんな感じで観てるのか一番気になります」と興味を示し、阿部は「けっこうリアクションしますよ。恥ずかしいぐらいに」と普段の様子を明かした。「じゃあ、あっち(スクリーン)観ても、こっち(隣の阿部)を観ても面白いってことですね」と大島が聞き返すと、阿部は一呼吸を置いて「はい」と頷き、会場は今日一番の笑いに包まれた。
今回の舞台挨拶の様子は、全国209箇所の劇場でサテライト上映が実施され、終始笑いありの和やかな様子は全国の観客の元へ届けられた。映画『疾風ロンド』は本日より公開。
(取材/文:安藤龍之介)
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