2013年の発売以来、各界で話題を振りまき、大ベスト セラーとなっている「嫌われる勇気」(ダイヤモンド社)を原案とした刑事ドラマ『嫌われる勇気』が2017年1月からフジテレビの「木曜劇場」枠で放送されることが決まった。
WWSチャンネルでは5年ぶりの連続ドラマ出演で刑事役を演じる香里奈に注目していく。
木曜劇場『嫌われる勇気』の肝とも言える、「アドラー心理学」を体現する主人公・庵堂蘭子(あんどう・ らんこ/32)。蘭子は独身、彼氏なしの警視庁刑事部捜査一課8係の刑事。若干 32 歳にして、難事件 を次々と解決に導いてきた実績を持つ桜田門のエース。組織になじまない一匹狼タイプで、周囲の意 見には耳を貸さず、常に自分が信じる道を行く。時には、上司や捜査本部の方針に反することもあるが、 本人はそれを悪いこととは感じていない。他人からの評価や評判を一切気にせず、自己中心的だと言 われても全くひるまない、「アドラー心理学」を地で行く、いわば“アドラー女子”。その振る舞いと他人に こびない態度、そして圧倒的な検挙率の高さを自慢するでもないその余裕ぶった態度に、男性社会で ある警察組織では彼女をよく思わない人間も多い。一言で言えば“嫌われている”。そんな蘭子を演じる のは香里奈。香里奈がフジテレビの連続ドラマで主演を果たすのは、『私が恋愛できない理由』(2011 年 10 月クール)以来、およそ5年ぶり。フジテレビの連続ドラマに出演するのは、『SUMMER NUDE』 (2013 年7月クール)以来、およそ3年ぶり。また、刑事役を演じるのは、『ダーティ・ママ!』(日本テレビ 系/2010 年 10 月クール)以来、およそ6年ぶり。香里奈が久しぶりの刑事役、しかも“嫌われる女”蘭子 を、どのように演じるのか注目が集まる。
<香里奈コメント>
Q:原案、および台本を読んだ印象はいかがですか?
香里奈:私はこの「嫌われる勇気」を読んで、初めてアドラー心理学というものを知りました。心理学というと難 しい印象ですが、読んでいくにつれ、「本来、自分がこうだったらいいな、楽になるのにな」という理想的 な考え方が述べられていたり、“あぁ、こういう考え方もあるのか”と新しい発見があったりして、少し気が 楽になれました。
Q:『嫌われる勇気』というタイトルに関する印象はいかがですか?
A:『嫌われる勇気』というタイトルはとてもインパクトがあり、印象的でした。本の内容を読むとわかるので すが、自らわざと嫌われようとするわけではありません。「これを言ったら、この行動をしたら嫌われるかも しれない!」と、恐れずに自分が変わる勇気を持つことだと私は感じました。
Q:『私が恋愛できない理由』(2011 年 10 月クール)以来、およそ5年ぶりにフジテレビ連続ドラマの主演 となりますがいかがですか?
A:そんなに経っているんですね(笑)。『私が恋愛できない理由』と、『嫌われる勇気』は、話の内容、キャ ラクターは全く違いますが、私は変わらず、いつも通りいい緊張感を持って、スタッフ、キャストの皆様に 力を貸していただきながらいい作品をみんなでつくっていきたいです。
Q:「庵堂蘭子」というキャラクターについてどう思いますか?
A:庵堂蘭子というキャラクターは、産まれながらにしてアドラー心理学が身についた女の子であるため、 きっと、これまでの人生はとても生きにくかったと思います。嫌われることを恐れず、ただ前にだけ進む姿 はかっこよく、勇気をくれる魅力的なキャラクターだと思います。
Q:加藤シゲアキさん、椎名桔平さんとの共演されますがいかがですか?
A:加藤さんは初共演になります。加藤さん演じる熱いキャラクターの青山と、冷静な蘭子の芝居がどの ように面白くなるか、今から楽しみです。桔平さんは、映画「輪廻」以来の共演なので、約 10 年ぶりになり ます。前回は、まだお芝居をして間もない頃の共演でしたし今より 10 歳も若かったので、少し恥ずかし い気持ちもありますが、昔とは違った気持ちで共演させていただけることをとてもうれしく、楽しみにしています。
Q:最後に放送を楽しみにされている皆さんへのメッセージお願いします!
A:今回の蘭子という役は原作にない役ですが、原作の教授と青年の話を元に、アドラー心理学を地で体現する女の子として、原作の話をドラマでうまく表現できればと思っています。この作品を見て、普段 悩んでいることに対して、少しでも気が楽になったり、前向きな気持ちになっていただけたらうれしいです。