2019年秋に上演された舞台「不機嫌な女神たち プラス1」で実現した、岡田惠和 脚本 × 田村孝裕 演出のタッグ。上質な大人の会話劇として各地で話題を呼んだ二人のタッグが今春再復活する。とある無名画家と、彼と一緒に暮らすアラサーシングル女性たちとの少しヘンテコ(?)で温かい日々を綴る舞台「パークビューライフ」の上演が決まった。出演には、風間俊介、倉科カナ、中川翔子、前田亜季という個性豊かで演技派の俳優陣が集結。コロナ禍を生きる私たちにエールをもらえる作品になりそうだ。
東京公演を2021年4月7日(水)~4月18日(日)世田谷パブリックシアターにて、その後、大阪公演をサンケイホールブリーゼにて、愛知公演をウィンクあいち 大ホールにて上演する。地方公演の詳細は追って解禁となる。
出演の決まった風間は、「物語に、僕は一瞬で心を奪われ、この物語の一部になれたなら幸せだろうなと思いました。この舞台に触れた人が、明日を生きる力を得るような気がします。そして、僕もその中の一人になりたいです」と意気込みを語った。(下記、全員分コメントあり)
本作は、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」「ひよっこ」など数多くの国民的ヒットドラマを手掛けてきた、日本を代表する脚本家・岡田惠和が書き下ろす脚本と、笑いの中に人生の悲哀を描き出す田村孝裕の演出。互いに厚みのある人間ドラマを描くクリエイターの化学反応をお楽しみ頂きたい。女性三人と男性一人だけで繰り広げる、ほろ苦い大人の物語。チケットの先行発売は、2月18日(木)18:00よりスタート。その他、公演の詳細は、公式HP https://parkviewlife.jp/ にて随時更新。
<出演へ向けてのコメント>
◆風間俊介
台本になる前の、『こういう物語になりそうです』というプロットを読ませて貰いました。その物語に、僕は一瞬で心を奪われ、この物語の一部になれたなら幸せだろうなと思いました。台本を、自分が演じる為だけでなく、とにかく読みたいと思いました。多くの人が、踠き、必死に生きている、今。この舞台に触れた人が、明日を生きる力を得るような気がします。そして、僕もその中の一人になりたいです。
◆倉科カナ
岡田惠和さんが、自分が以前に出演していた舞台を観てくださった事が切っ掛けでオファーを頂き光栄に思っております。パークビューライフは4人の会話劇になると伺っており、風間俊介さんの演じる男性を囲むアラサーの3人の女性の絡みが岡田さんの脚本でどのように描かれるのか楽しみにしていてください!4月の桜の頃に上演される公演なので、新しく芽吹く季節の始まりでもあるので、是非、会場に足を運んで頂ければと思います。
◆中川翔子
ストレートプレイ初挑戦になります!これから稽古に入っていきますが、今からどんな作品になるのか私自身も楽しみです!大変な状況ではありますが、舞台というエンターテイメントを通じて皆さんに元気を届けられたらと願っています!そして役者としての大先輩な皆さまから経験値を得てスキルアップできる素晴らしい機会、全力で楽しみたいと思います!
◆前田亜季
会いたい人達にもなかなか気軽に会えないようになり、寂しさを感じたり、生きていく事って大変なんだな、と思う日々。岡田さんの書く世界には、大変な時にも優しくて温かな目線があり、心がほぐれる瞬間があるように思います。どんな世界が描かれるのか、私もわくわくする気持ちで待っています。このタイミングでめぐり逢うご縁を楽しんで、キャストスタッフと共に、明日もちょっとがんばろう、と心の栄養になるような舞台をお届けできたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
◆脚本家・岡田惠和
2021年、春。頑張って前や上を向いてばかりいるのはしんどくて、うつむいて歩いてしまいがちだけど、うつむいているからこそ道路にそっと咲いてる花を踏まずにすむかもしれない。ほんの小さな隙間に咲く花のような彼らの人生に、光がさしこむ世界になりますように。風間さん、倉科さん、中川さん、前田さんが集まってくれました。嬉しくて楽しみで筆も走りまくります。四人だけの会話活劇楽しんでいただけたらと思います。
◆演出家・田村孝裕
一昨年の9月に岡田さんとご一緒させていただきました。それがまた実現する。こんなに光栄なことはありません。ただ、あのときとは状況がまるで違います。演劇は今、コーナーポストに追い込まれ、相手のパンチを必死に凌ぐ毎日です。どうにかカウンターをお見舞いできないかと思案して参りましたが、岡田さんやこのキャストの皆さんがいれば、どデカイパンチをお見舞いできる気がしてなりません。大一番に挑む心持ちで参ります。
<ABOUT>
私たちは、都会に出て寄り添うように生きてきた。でも、今夜が、一緒にいられる最後の夜。
そんな私たちの前に天使のような男が現れた。でも彼は・・・・
新宿御苑が見渡せるヴィンテージなマンション。その最上階には、無名の画家がずっと住んでいる。
今、彼はそこでシングルの女性たち三人と一緒に暮らしている。まるでシェアハウスのような。
四人は仲良しだ。まるで家族みたいに、友達みたいに。男女関係なく、暮らしている。 ーー彼はゲイだから。
何年か前のことー新宿御苑あたりのバーで女性三人が、話をしていた。それぞれ、人生、かなりきつい。
頑張ってもそんなに暮らしは豊かにならない。家賃高い、理想の部屋とかつくりたいけど、
それをするためには死ぬほど働くことになって部屋にいる時間がない。男ももう嫌だ。恋愛はいらない、したくない。
こうやって三人一緒にいれば強いけど、一人だとみんな弱い・・・・くじけそうだ。
隣の席で、一人飲んでた男が提案する。 「僕と一緒に暮らしませんか?」
<「パークビューライフ」 概要>
【タイトル】 「パークビューライフ」
【出演】 風間俊介 倉科カナ 中川翔子 前田亜季
【作】 岡田惠和
【演出】 田村孝裕
【日時・会場】
<東京>2021年4月7日(水)~4月18日(日) 世田谷パブリックシアター
<大阪>サンケイホールブリーゼ
<愛知>ウィンクあいち 大ホール
【チケット料金】
<東京公演> S席 9,500円(税込)/ A席 8,000円(税込) ※未就学児童入場不可
【HP】 https://parkviewlife.jp/
【公式twitter】 @park_view_life