松坂桃李、井浦新、麻生久美子らが出演し、衝撃の入れ替わり“ラブコメディ”として注目を集めているドラマ「#あのキス」こと、テレビ朝日金曜ナイトドラマ「あのときキスしておけば」の第7話が昨夜6月11日(金)に放送された。
ついにファーストキス!と思ったその瞬間、オジ巴は突然“田中マサオ”に戻ってしまい、桃地は衝撃を受ける。一体なにをきっかけに2人は入れ替わるのか、法則を探すも答えは見つからずやがて桃地は、いつか訪れる”巴との別れ“を予感し始め…?果たして、桃地と巴は、あのとき出来なかった”キス“をすることができるのか?
ついに物語は最終章に突入したドラマ「あのときキスしておけば」―。
第7話の放送では、“巴とマサオ”が入れ替わりを繰り返し、周囲の人間も戸惑いを隠せない中、久しぶりに職場に戻ってきた田中マサオを見つけるなり、ゆめはなの店員・李さんが「田中さん、付き合ってください」と唐突な告白。そして「妻子がいるんで、すみません。」とあっさり断られたにも関わらず、「二番目で、いいです。半分で、いいです!」と食い下がる李さんのコミカルなシーンが、切ない展開が続く物語の中盤でなんともいえない力の抜けた笑いを誘った。
主人公の桃地(演:松坂桃李)が働くスーパーゆめはなの同僚である李さん(演:うらじぬの)は、第一話で桃地に「童貞ですか?」と衝撃の一言を投げかけるなど、登場からぶっ飛んだ、個性的なキャラクターが話題を集めていた。
物語の中心人物ではないものの、スーパーゆめはなの従業員の中で人知れず田中マサオに恋心を寄せていたことから、彼がいなくなったことにいち早く気づくなど、登場する度に重要なファクターを担っていた。
演じているのは劇団子供鉅人出身の女優・うらじぬの。数々の舞台での活躍を経て、2019年に出演したドラマ「フルーツ宅配便」(テレビ東京)のデリヘル嬢・スイカ役で強烈なインパクトを残したことで世間の注目を集め、昨年「病室で念仏を唱えないでください」(TBSテレビ)で連続ドラマへの初レギュラー出演を果たした。今年に入ってからも、ドラマ「ももいろあんずいろさくらいろ」(ABCテレビ)にOL役でレギュラー出演し、本作は2クール続けての地上波連続ドラマレギュラー出演となる。
中でも本作で演じた李さんは、うらじのもつ個性が最大化されたキャラクターとでもいえるようなぴったりの役柄で、そのひとクセもふたクセもある言動をみて夢中になった視聴者も少なくない。SNS上では「李さんの話し方、表情がかわいすぎる!」「最強に個性的で良い!」「キャラクターが濃くて好きです。」といった反響が寄せられ、かなり愛されている様子がうかがえる。
昨夜放送された第7話では、魂が戻った田中マサオに告白するがあえなく撃沈。マイペースで快活な李さんのコミカルな告白シーンが笑いを誘った。「李さんは強心臓」「李さん積極的すぎ」など、SNS上でも視聴者から驚きの声があがっていた。
劇団子供鉅人のメンバーとして、舞台をはじめとする様々な作品で活躍の場を広げているうらじ。インタビューでは自身の目標として、樹木希林やもたいまさこを例に挙げ、生き方がお芝居ににじみ出るような素敵な女優になって、見てくださる方の心に響く存在になれたら…と語っている。
本作には、同じスーパーゆめはなの従業員として、猫背椿、六角慎司、阿南敦子など、言わずと知れた名バイプレイヤーが勢ぞろいしているが、その中でも一番の若手として、新たな個性を光らせるうらじが印象に残った視聴者も多いのではないだろうか。
ドラマ「あのときキスしておけば」は来週で最終回を迎えるが、この入れ替わりラブコメディに果たしてどんな結末が待っているのか、そしてその結末に李さんが絡むことは果たしてあるのか、最高潮の盛り上がりを迎える#あのキス最終話の放送が楽しみだ。