2017.07.24 公開

(C)Red Bull Content Pool

究極の三次元モータースポーツRed Bull Air Race World Championship
(レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ)2017年シーズンの第5戦決勝が、7月24日(日)に カザン (ロシア )で開催され、カービー・チャンブリス(57歳、アメリカ)がブタペスト大会に続き 、2連勝を飾った。

室屋義秀 表彰台を逃し 総合 2 位! カービー・チャンブリス が連勝で単独トップに! 7 月 23 日(日)第 5 戦カザン大会  画像 2/5(C)Red Bull Content Pool

アジア人唯一のマスタークラス・パイロットである室屋義秀(44歳)は 、天候の影響
により集中力を欠いてしまい、パイロンヒット(+3秒)と、 エアゲートを規定の姿勢で通過できずにインコレクト・レベル(+2秒)による5秒間のペナルティが加算されたことで、ラウンド・オブ・14であえなく 敗退。

2連勝した カービー・チャンブリスが単独首位、室屋選手が1ポイント差で
2位、マーティン・ソンカ(チェコ)が同じく39ポイントで3位と、わずか1ポイント の中に トップ3がひしめき合う混戦状態となっている。

室屋義秀 表彰台を逃し 総合 2 位! カービー・チャンブリス が連勝で単独トップに! 7 月 23 日(日)第 5 戦カザン大会  画像 3/5(C)Red Bull Content Pool

大会を振り返って室屋選手は「レーストラックに入る前の待機中にかなり雨が強く、ハンガーの方角もかなり雲が下がってきており、レース後の帰りのことを心配し始めるとだんだんレースへの集中が途切れてしまいました。飛んでいる間もやはり100% 集中できていなかったので、こういう結果になった のだ と思います」とコメントしている。

ロシアで初めて開催したRed Bull Air Raceを一目見ようと、19,000人の観客が見守る中、ブタペスト大会を優勝したカービー・チャンブリスが2戦連続で優勝した。

予選のフライトを終え、室屋選手は「集中状態がほんのちょっと崩れ、自分の感覚が機体のスピードについていけていなかった」と、ミスが起きた原因について振りかえった。

滑るように進み、きびきびと旋回するいつものような挙動を見せることなく、
一度切らした集中力を再び高めることは、それほど簡単ではなかったのか、室屋選 手のフライトは明らかに安定感を欠いていた。

室屋義秀 表彰台を逃し 総合 2 位! カービー・チャンブリス が連勝で単独トップに! 7 月 23 日(日)第 5 戦カザン大会  画像 4/5(C)Red Bull Content Pool

「レースになっていなかったですね。ちょっと入れなかったという感じで、あれはやってはいけないかなというレースでした」。わずかに苛立ちを滲ませつつも、0ポイントに終わりながらも、幸いにも2位に踏みとどまれたことで、ほっとした様子の室屋選手は「十分に休養を取ることも含めて、自分の体をもう一度セットアップしたい。
頭も体も、もう少しシャープにしてポルトに入りたいと思います」と再スタートを誓った。

 

室屋義秀 表彰台を逃し 総合 2 位! カービー・チャンブリス が連勝で単独トップに! 7 月 23 日(日)第 5 戦カザン大会  画像 5/5

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