『闇金ウシジマくん』、『アイアムアヒーロー』、『土竜の唄』、『海街diary』など数々の映画化作品を輩出してきた小学館漫画賞を受賞した人気コミック「あさひなぐ」の映画化作品。なぎなたに全てをかける女子高生の青春をみずみずしく描いた感動作が9月22日(金)についに公開を迎え、初日舞台挨拶が実施された。
主演の西野七瀬をはじめ、桜井玲香、松村沙友理、白石麻衣、伊藤万理華、富田望生、生田絵梨花、英監督が登壇。ライブさながらの大きな熱気で包まれた中でイベントはスタートした。
本日のキャスト陣は、映画の“勝負衣装”である稽古着袴に防具姿で、気合を入れた様子を見せ、普段とは違うキャストの雰囲気に会場へ駆けつけたファンも大興奮の様子だった。
そんな中、監督はまさかのジャージ姿で登場となり、これを見た西野は「今日をすごい楽しみにしていました。でも監督の格好が面白くて・・・」と、挨拶中も笑いをこらえきれずにいるほど。
作品の見どころを聞かれた松村は、「撮影の時から、ずっと楽しくて、心の底から好きな作品になりました。たくさんの人に、たくさん愛されたらいいなと思います!そして、かわいい子がたくさん出ていますが、一番かわいいさくらちゃんに注目してください!」と自らが演じる紺野さくらに言及する松村らしい一面を見せた。
それに続く白石が「ぜひ何十回も何百回と見ていただけたら嬉しいです!」と強気な挨拶をすると、伊藤も重ねて「終わってしまうのが寂しいですが、何十回も何百回も見てください!」と、大ヒットに向けた協力を煽り、笑いを誘っていた。
その後生田は「ようやく初日を迎えられて、感慨深いです。本日も色んな年代の方々がいらっしゃいますが、みんなでまわりの人に面白いと伝えてください!」と安定したしっかりとした挨拶を見せてくれた。
映画『あさひなぐ』初日舞台挨拶 画像 2/3
今回のオファーが来た時の気持ちを聞かれた監督は、「キラキラした皆さんと『いつかできるから今日できる』と思っていました!」と本作の主題歌のタイトルとかけて語るお茶目さを見せた。
それに対し西野は「原作を読んでいるうちは、試合のシーンは自分ではやらないだろうと思っていたけど、稽古をしていく内に「自分でやりたい」と思うようになり、監督にその気持ちを直談判したんです!ただ、監督から「そのつもりです」とあっさり言われたんです」と、撮影時に空回りしたエピソードを披露し、思わず監督も苦笑い。
本作の魅力の一つである、中村倫也演じる「小林先生のコミカルなアドリブ」について聞かれた白石は「小林先生は最強ですね!基本アドリブで、ラーメン屋でのシーンはよく見るとさくらちゃん(松村沙友理)は笑っちゃっているんです!」と上映後ならではの撮影裏話で会場を盛り上げた。これには西野も「想像を遥かに超える自由度で、驚きました!台本にないことを進めていくので、不安だけど、必死についていきました!」と、納得の様子だった。
イベントが終盤に差し掛かり、終了かと思ったところで、MCからサプライズ演出の発表が。撮影にあたりなぎなたの指導をしていた吉井先生(全日本なぎなた連盟)からの手紙が代読されると、驚きとともに感動で目に涙を浮かべるキャストたち。
この演出に西野は「撮影が終わると忙しくて、中々会えていないです」と残念そうに話すと、MCからさらなるサプライズ演出が発表され、吉井先生ご本人となぎなた指導に来ていた大学生たちが登場。この2段構えのサプライズに、キャストたちも涙を流しながら大喜び。
西野は「まさかここに来てきただけるとは思っていなかったです!本当にありがとうございます!」と久々の再会に喜びを隠せない様子で、他のキャストたちも涙が止まらない様子だった。これを見た監督は「号泣してるやん!」とツッコミを入れつつ、「吉井さんの方が監督よりも監督でしたからね。」と、厳しいなぎなた練習が必要であった撮影時を振り返った。
最後の挨拶で西野は「どうやって締めたら良いんですかね・・・?」と彼女らしい天然な一面を見せつつ、「監督はじめ優秀なスタッフの皆さん、キャストのみんなで大事に楽しく作った作品です。これから、ひとりでも多くの人に見てもらえるのが嬉しく思います。旭たちの青春だけでなく、私たち自身の青春も詰まった作品となっていますので、ぜひ何回も見てもらえると嬉しいなと思います!」と語り、初主演ながら見事なコメントでイベントを締めくくった。