元THE BOOMのボーカル宮沢和史の長男で、「MEN’S NON-NO」の専属モデルとして活躍中の宮沢氷魚(みやざわ・ひお)が、TBSで10月13日(金)夜10時からスタートする金曜ドラマ『コウノドリ』(初回15分拡大スペシャル)に新レギュラーとして大抜擢されたことがわかった。宮沢にとって、本作で念願の俳優デビューとなる。
宮沢氷魚 画像 2/3
本ドラマは、講談社「モーニング」で現在も人気連載中の鈴ノ木ユウが描く同名のヒューマン医療漫画が原作。2015年10月期にTBSでドラマ化され、産科医療の現場をリアルに描いて好評を博し、多くの感動と共感を生んだ作品の続編となる新シリーズ。
前作に引き続き、産婦人科医と天才ピアニストの2つの顔を持つミステリアスな主人公・鴻鳥サクラを 綾野剛が演じるほか、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、星野源、大森南朋ら超豪華オリジナルメンバーが出演することでも話題となっているが、そんな中、新キャストとして宮沢が新しい風を吹き込む。
宮沢は、いまや人気俳優の登竜門とも言える「MEN’S NON-NO」の専属モデルとしても活躍中。先輩メンノンモデルの坂口健太郎は前作で連ドラデビューを果たしたが、宮沢は本作で俳優デビューを飾る。
宮沢が演じるのは、ペルソナ総合医療センターの産科をスーパーローテート中の前期研修医・赤西吾郎。赤西産婦人科の息子で、事あるごとに同じ”ジュニア”である四宮(星野源)から愛ある鞭を受ける。親と同じ産婦人科医になることに抵抗もあり、どの科を選択するのか決めかねているという役どころ。先輩である産婦人科医・四宮とのバトルのような掛け合いもみどころだ。
「二世ということで、他の人よりスタートダッシュが早く、有利に感じる部分もありますが、実際には”ジュニア”であるが故のプレッシャーや苦悩もあって…」アーティストを父に持ち、“ジュニア”であることに共感できるという宮沢は「そんな”ジュニア”ならではの苦しさも描けたら」と力強くコメント。
初のドラマ出演に挑むにあたり、自身も役者経験のある父親の宮沢和史にアドバイスをもらったという。「父も初めて芝居をした時はかなり緊張したと聞いて、少し安心しました」と語る。「実際に、撮影初日は朝から緊張しっぱなしで…。そんな中、現場で坂口(健太郎)くんが『緊張すんなよ!』って笑いながら声をかけてくれて。
綾野剛さんは『思い切りやっちゃっていいからね!』って言ってくださって。共演者の皆さんの暖かさに助けていただいています」と現場での様子も明かした。今まさにブレイクへの階段を駆け上がろうとしている宮沢氷魚から目が離せない。
【宮沢氷魚コメント】
「コウノドリ」は以前から拝見していた大好きなドラマだったので、自分がこの作品に出演できるとは思ってもいませんでした。ましてや、今回が僕にとって初のドラマ出演。とても光栄で、大きなチャンスをいただいたことを日々痛感しています。
僕は三人兄弟の長男で、下の二人の面倒を小さいころから見てきていたので、自分なりに生まれてくる命の重大さを感じてきたつもりでいました。しかし23歳になった今、出産という奇跡を描いた作品に参加させて頂くことによって、新たに考えさせられることがたくさんありました。
一般的になかなか知られていない産科の事情、産後うつや育児放棄の実態など…。また自分に子供が生まれた時、自分はなにを思い、どう向き合うのかということまで考えるようになりました。
「コウノドリ」は多くの母親と家族の喜びや苦悩を描いた素晴らしいドラマです。このドラマを通して僕が演じる赤西吾郎だけでなく、自分自信も成長していけたらなと思います。男女年齢関係なしに、一人でも多くの方に観て頂けると幸いです。
【企画・鈴木早苗コメント】
1年ほど前、赤西吾郎役をどの方にお願いしようかと思っていたとき、偶然街中で「MEN'S NON-NO」の撮影をしている宮沢さんをお見かけしました。新しく入ってくるメンバーとして、フレッシュであり、また“ジュニアくん”の空気感を纏ってまっすぐ育っている感じ、お芝居でも出せない部分がすごくあるのではないかと思いました。
宮沢さんの生来持ち合わせていらっしゃる、そこにいるだけで良いという存在感が、背の高さこそ違うものの原作の吾郎ちゃんにぴったりなのではないかと思い、出演を依頼させていただきました。イケメン揃いと視聴者に思っていただいているペルソナ男子チームに「次はこの人来たか!!」とワクワクしてもらえるのではないかと思っています。
【第1話あらすじ】
あれから時が経ち、産婦人科医としてベテランの域に入った鴻鳥サクラ(綾野剛)は、かつての恩師である荻島勝秀(佐々木蔵之介)が働く離島の病院へ。島の人たちと近い距離で向き合う荻島の姿を見てサクラはあることを思う。一方、研修医だった下屋(松岡茉優)と新生児科の白川(坂口健太郎)もそれぞれ専門医となりペルソナ総合医療センターで精力的に働いている。
ある日、離島から帰ってきたサクラは助産師の小松(吉田羊)と耳が聞こえない妊婦の早見マナを診察する。夫の健治も付き添いで来ていたが、健治も耳が聞こえない。医療用語は手話や口唇術では伝えるのが 難しいため、ホワイトボートを使い筆談で伝えることに。一方、産婦人科医・四宮(星野源)は早く仕事に復帰したいキャリアウーマンの妊婦、佐野彩加を診察する。
予定通りに生まれるのか聞いてくる彩加に耳を貸さず、丹念にエコーをかける四宮。診断の結果、彩加の赤ちゃんは“心室中隔欠損”と呼ばれる心臓に小さな穴があく疾患にかかっていることが分かる。激しく動揺する彩加に周産期センター長の今橋(大森 南朋)も加わり、慎重に彩加と夫の康孝に伝える。彩加は早く仕事に復帰したい気持ちと病気の赤ちゃんという2つの不安に挟まれる。さらにマナも出産を前に、サクラにある不安を打ち明ける・・・。