2月17日(土)より全国公開され、一ヶ月以上たった現在でも話題がつきない映画『パンとバスと2度目のハツコイ』。本作の”モヤキュン”という独特な空気感がクセになり、何度も劇場に足を運ぶ多くのファンの声にこたえ、公開から4週目を迎える3月10日(土)に、本作キャストを中心とした<パンバス女子>勢揃いの”女子会トークイベント”が、シアタス調布にて開催された。
本作は「私をずっと好きでいてもらえる自信もないし、ずっと好きでいられる自信もない」と独自の結婚観を持つ市井ふみ(深川麻衣)が、中学時代の“初恋”の相手・湯浅たもつ(山下健二郎)とある日まさかの再会、妹や同級生など周囲を巻き込みながらも“恋愛こじらせ女子“の恋愛模様を描く“モヤキュン”ラブストーリー。恋愛映画の旗手として注目を集める監督・今泉力哉が個性的でありながら共感を生むキャラクター描写と独特の空気感で描く完全オリジナル作品で、切なくも笑える新しい恋愛群像劇となっている。
映画『パンとバスと2度目のハツコイ』女子会トークイベント 画像 2/3
イベントには、主演の深川麻衣をはじめ、伊藤沙莉、志田彩良、安倍萌生、音月桂、そして主題歌を歌ったシンガーソングライターのLeolaが登場。急遽参加の決まった伊藤も含めた6人の豪華な顔ぶれの登場に、会場に集まったファンからも大きな歓声が。深川は「今まで3~4人でやってきたので、こんな大勢いる舞台挨拶にワクワクしています!」と嬉しそうに挨拶した。今回のイベントでは、撮影を振り返った撮影の裏話から、それぞれの素顔が伺える女子会トークが全開。映画の冒頭、音月演じる川村久美がフランスパンで、安倍演じる高野理紗子の頭を殴るシーンがあり、当時を振り返った安倍は「撮影の時はアドレナリンが出ていたからか、むしろもっとやってくださいというくらいなんともない気持ちだったんですが、次の日、起きたらたんこぶができてたんですよ(笑)」とまさかのエピソードを話すと、殴った張本人である音月は「ハードなことして申し訳ない気持ちです」と話し、さらに「このシーンの撮影は20テイクくらい撮ったので」と会場を驚かせた。
また、本作で初めての映画主題歌に挑戦したLeolaは「映画館で自分の声を聴くというのは憧れだったので、大切な作品になりました。」と話し、これに対し深川が「歌詞が本当に映画に合っていて、あんなに素敵な歌詞はどこで考えるんですか?」と質問。Leolaは、「脚本を読んで、ラッシュを見たり、その後監督に質問もさせてもらったりして書きましたね。この歌詞の冒頭は、電車の中で書いていた時に、外を眺めていたら、空と浮かんでいる雲が見えたので、そこから着想を得ました」と見る人に余韻にハマる歌詞の制作秘話を話してくれた。
映画『パンとバスと2度目のハツコイ』女子会トークイベント 画像 3/3
さらにキャスト同士の質問タイムが始まると、深川から伊藤に「カフェのシーンで、お昼からビールを飲んでいましたが、実際は強いんですか?」と一般人顔負けのシンプルな質問が飛び出し、伊藤は「強くはないけど、好きです!でもビールだけは呑まないので、撮影の時は手慣れているように見えるよう、演技に工夫しました。」と意外な一面を聞かせてくれた。さらに音月からの「パン屋に行ったら、どんなパンを買いますか?」という質問や、志田からの「この映画のキャラクターで、もし男女関係なく好きな役を演じられるとしたら、どのキャラクターにする?」という質問、さらにLeolaからの「たもつという男が(恋愛対象として)アリかナシか?」という質問など、女子会ならではの質問が展開され、女子トークに花を咲かせた。そしてサプライズで本作の監督を務める今泉力哉が登場。最後に挨拶で主演の深川から「今回が27回目の舞台挨拶で、劇中でも揃うことのなかった女子メンバーで話すことができて本当に嬉しかったです。公開から3週経ちましたが、これからもさらにロングラン目指して、たくさんの方に作品が届くように頑張ります!」と語り、イベントを締めくくった。