中村アンが連ドラ初主演を務める木曜ドラマF「ラブリラン」(全10回)の合同取材会が行われ、鋭意撮影中のドラマの見どころなどを語った。今作は3月8日にクランクイン。現在は1話から4話の撮影に取り掛かっている。中村は「順調に撮影しております(笑)。とても良い雰囲気で、皆さんに助けて頂きながら撮影しております」と笑顔で語り、連ドラ初主演の気負いもなく、楽しみながら撮影できている様子。
共演する古川雄輝は「今、中村さんが言ったみたいにすごく良い雰囲気の中、できているなと思っています。この作品をすごく良いものにしようというキャストやスタッフさんの思いが合致している。皆で良いものを作ろうという思いが伝わってくる、すごく良い現場だなと思っています」と一丸となって撮影できている事を強調した。
ヒロインの初恋の相手役を担う大谷亮平は「さっき、大勢のキャストで集まって、皆で一緒に撮影したんですけど、和やかに、チームワークも良く進んでいると思います。僕個人としては中村さんと親しい役柄なので、なるべくコミュニケーションをとって、早く仲良くなれるように意識したいと思います(笑)」と語って場の空気を和ませた。
木曜ドラマF「ラブリラン」(読売テレビ・日本テレビ系) 画像 2/3
この物語は30歳になっても男性経験ナシのヒロイン、さやかが目をさますと記憶を失っていて、目の前には見知らぬ町田という同棲しているという男を目にして仰天する。3ヶ月間の記憶喪失の間に男性経験ナシのさやかは町田と経験済みになっていた…というストーリーになっている。
さやかの役について中村は「男性経験がなく、一歩踏み出せずに15年間片想いをしている。それで良いと留まって、自分を変えられないんですけど、町田君と出会い、変わっていく。さやかは男性に対してちょっと恐怖心があるんですけど、私は女子中、女子高、女子大で、15、16歳の頃に男性とかかわって『うわっ』って思った時があったので、その時の記憶を蘇らせながら感情を引き出しています」と自身の経験も役作りの参考にしている事を明かした。
演じてる役柄と似ている部分、共感できる部分がについて中村は「正直、私とは正反対です。でも、私は高校、大学とチアリーディングをやっていたんですけど、そこに至るまでは思っていた事を言えなかった。恋愛に対しても男の人にこうしたら嫌われるんじゃないかとか、言わなければ、このまま良い関係でいられるから一歩踏み出せなかった。臆病だった感じは似ていると思う所もありますね。ただ、私はそれじゃダメだと思って、そのスポーツと出合いやこの仕事をして少しずつ自分の性格が変わっていったと思います。変わりたいという気持ちはすごく似ているのかなと思いますし、共感できますね」と語った。
古川は「僕はほぼほぼ一緒です(笑)。特にちゃんと自分の気持ちを伝えられない所はなんとなく近いかなという気がします」と自然体で演じられる事をアピール。大谷は「女性にやさしい所(笑)」と茶目っ気たっぷりに語った。続けて大谷は「あと僕、亮平なんですけど、役名は亮介なので、さやかから『亮ちゃん』って呼ばれる。初めての事だったので、嬉しかった(笑)」と劇中で自分の名前を呼ばれるような錯覚がある事を明かした。
木曜ドラマF「ラブリラン」(読売テレビ・日本テレビ系) 画像 3/3
最後は見所を含めて視聴者にメッセージを送った3人。中村は「この春にピッタリなドラマで、何かを変えたい、変わりたい、一歩踏み出したいという人たちに見て欲しいです。恋愛でも仕事でも、やっぱり年齢は関係なく、前に進む皆さんに何か伝わったら良いなと思います。良いものを作りたいと私も皆さんと力を合わせてがんばっていますので、ぜひ見て頂けたらなと思います」とPRした。古川は「男女問わず、どの世代の人が見ても楽しめる内容のラブコメディーになっていると思うので、木曜の夜はこれを見て楽しい時間を過ごしてほしいと思います。スタッフ、キャスト全員ですごく良いものをお届けできるように撮影をがんばっているので、期待していて下さい」と訴えた。大谷は「記憶喪失ってなかなか体験した事もないし、周りにもそんな方あまりいらっしゃらないと思うんですけど、そういうおもしろいテーマで、過去と現在、どうなっていくのかが見所のドラマだと思うので、そこら辺を楽しんでもらいたいなと思っています」と締めくくった。
木曜ドラマF「ラブリラン」は読売テレビ・日本テレビ系にて、4月5日スタート(毎週(木)よる11:59〜0:54放送)