高槻かなこ1st写真集「夜明け」の発売を記念したイベントが、10月14日(土)に開催。
イベントの前に行われた会見に、高槻かなこが登場した。
人気アニメシリーズ「ラブライブ!サンシャイン!!」の国木田花丸役やソロアーティストとしても活躍する声優・アーティストの高槻かなこが、自身の30歳の誕生日を迎えた2023年9月25日に1st写真集「夜明け」を発売した。
20代最後の一瞬を切り取った本作のロケは、ベトナムの中部に位置するダナン、ホイアンで敢行。異国情緒漂う町並みに溶け込むことで見せた、自然体の表情をふんだんに捉えている。
また、夏の陽射しが照りつけるビーチや、プライベートプールでは、自身初となる水着姿を披露するなど、これまでに見せたことのない姿を見ることができる自身初の写真集だ。
また本作では、これまでの人生や仕事を振り返るロングインタビューも収録。
ファン必読のメモリアルな1冊に仕上がった。
会見に登場した高槻は、
「今まで写真集は、強い覚悟みたいなものがないと出せないと思っていたんですが、実際にロケに行って、今回、本当にそのまま旅をしている自分を撮っていただき、ありのままの等身大の自分というものを、皆様に見ていただくことができました。出来上がった写真集を実際に見てみて、ひとつじゃない、自分の元気なところや、少し大人になり出てきた落ち着きとか、ひとつの言葉では表現できない『高槻かなこ』としての人間味がすごく出ていたので、私自身も新しい自分を知ることができました。20代の自分の姿を残しておきたいと思っていたので、すごくベストなタイミングだったと思います!」
と30歳の誕生日に発売された初の写真集の完成を喜んだ。
また、ベトナムの都市・ダナン、ホイアンで撮影が行われたことについては
「ロケ地の候補をいくつか出してもらった中で、ベトナムの街が持つカラフルなところと少し田舎っぽさがある雰囲気が、私の人柄や空気感と合っているんじゃないかなと思い、ベトナムを選びました。今回初めて訪れたんですが、ダナンは、ヤシの木が生えていたりリゾートっぽい明るい雰囲気がある中で、反対に街の中に足を踏み入れると、カラフルな色合いの中に少しカオスな感じもして、すごく楽しくて大好きになりました」
と振り返った。
そんな異国での撮影の印象的なエピソードについて尋ねられると
「写真集の表紙になっている写真は、ホイアンの海辺に、朝日を見に行った際に撮ったものなんです。朝4時、5時くらいの朝日が昇るタイミングに出かけたんですが、日中がすごく暑いのでなかなか海でも遊びづらいこともあり、早朝に海に行く方が多いみたいで、撮影中に周りに、朝からベトナムのラジオ体操のような不思議な体操をしている現地の方がたくさんいらっしゃいました。それがカオスで面白かったです」
と表紙のカットが撮られた際の裏話を教えてくれた。
そんなベトナムでの料理も口にあったようで、
「ダナンに行く時は、ベトナム料理はフォーくらいしか知らなくて、フォーを食べようと思っていたんですが、現地のコーディネーターさんが、『ダナンはフォー以外にも、美味しい麺の種類がたくさんあるよ』と教えてくれたので、ベトナム流のつけ麺やおそうめんのようなものを食べました。なんだか甘酸っぱい感じの味で、とても美味しかったです!日本にあっても、絶対流行るんじゃないかなという味でした」
と続けた。
写真集の中のお気に入りのカットには、手を頭の上に置き、無邪気な笑顔をこちらに見せる、高槻の飾らないかわいさが詰まった1枚をセレクト。
「今回の作品では、20代最後ということもあり、自分の中では少し大人っぽい一面を出したいなとも思っていたんですが、反対に旅をしていく中で、自然と湧き出る子供っぽい無邪気な笑顔も『高槻かなこ』らしさなのかなと自分で気づくことができました。その中でもこの写真は、ありのままの自分の姿が満面の笑顔に出てるなと思い、その明るさから選びました」
と理由を語った。
今回の撮影を通して、変わらない自分らしさも再確認できたようだ。
さらに、写真集を見せた友人などには、寝起きに朝のホテルで撮った、ほぼスッピンでベッドにいるカットが評判だったよう。
「ほとんどガチの寝起き(笑)」と語る、ここでしか見られない高槻の生活感あふれる姿も必見だ。
さらに、自身で今回の写真集に点数を付けるならという質問には、
「100点満点と言いたいところですが、98点で!」
と返答。
あとの2点に、もっとすてきな自分になれる余白になればという思いを込めたと話し、
「どんどん先を見ていきたいと、自分でもこの撮影を通して思いました」
と作品作りを通して、新しい気持ちが芽生えたのだそうだ。
30歳を迎えての、これからの意気込みや抱負について話を振られると、
「根本的に中身はまったく変わってないですが、今まで20代で培ってきたものとはまた違う、自分の中にまだないものや新しいスキルをつけて、また違う人生の選択肢を選ぶことができる、そんなすてきな大人に近づきたいなと思っています」
と答えた。
今は、英語を勉強中とのことだ。
続けて、30歳という節目の年齢については、
「自分の母親が私をちょうど30歳の時に産んでいるので、30歳はお母さん、というイメージがあったんですが、実際になってみると、本当に数字が上がっただけというか、気持ちは、ほんとに22歳くらいで止まっています(笑)。ただ、今周りにいる30代の人たちがすごく楽しそうにキラキラしてるので、20代より一層自由に生きられるんじゃないかなと思っています」
と未来に対するポジティブな心境を明かした。
そんな30代で、次の写真集を作るとしたらどんな作品にしたいか尋ねられると、
「また自分の中で考え方が変わった時とか、ちょっと、見た目も、シワやシミが出てきたなというようなところを、また改めて撮ってもらいたいなと思います。その時の自分に似合うところに行ってみたいんですけれど、目標はパリが似合うパリジェンヌになりたいです(笑)」
と、次作の構想を告白。
30代の目標は「美魔女になること」とユニークに話しながらも、これからの高槻の変化や成長がまた楽しみになる言葉を添えた。
最後に、
「皆様の応援のおかげで、20代最後に私のありのままを映したすてきな写真集を出すことができました。これからの30代で楽しいことと同時に、乗り越えないといけない壁も出てくると思うんですが、その度にまた、自分としての幹が太くなり、それを一緒に皆さんと育てていって、写真集という形でまたお届けしたいなと思っていますので、引き続き、応援よろしくお願いします!」
とファンへの思いを自身の言葉で丁寧に口にして、会見を締め括った高槻。
これからも彼女のさらなる活躍に、ぜひ注目していきたい。