2019.05.27 公開
東京2020パラリンピックまで500日を切り、盛り上がりを見せるパラリンピック。
このパラリンピックという名称を世界で初めて用いたのが、1964年の東京パラリンピックだった。
今回、の1964年大会の様子を収めた貴重な映像の1本である、『東京パラリンピック 愛と栄光の祭典』が発見され、初のデジタル化を経て、50年ぶりに上映されることが決定した。
本作は1965年の公開以降ほとんど人の目に触れることがなく、当時の大会の様子は、関係者にすら知られていなかった。記録に残る中では最長の映像で、且つ、選手のインタビューや競技中の音声も収められている。
また、大会開催に合わせて急遽集められた参加者たちが、海外の選手たちとの交流を通じ、競技の経験や社会保障制度の違いを見せ付けられながらも、スポーツによって希望を取り戻していくと同時に、社会からも注目されていく様子が描かれており、日本の障がい者スポーツが今日に至るまで発展してきた礎となった、まさに原点ともいえる大会を映し出している。
障がい者スポーツの黎明期を振り返ることによって、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けての意識をより高めていくことが期待されている。
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