グローバルスキンケアブランドSK-IIは、世界中の人々が未曾有の時代に立ち向かう今、競泳・池江璃花子選手の競技復帰までのストーリーを描いた SK-II STUDIO の1作目、“センターレーン”を公開した。
映像を手掛けたのは、これまで数々の受賞歴を誇る映画監督の是枝裕和氏。本作は、計8作の公開を予定しているSK-II STUDIO 作品の記念すべき1作目だ。本作では、運命を変えるとはどういうことか、運命が ただの偶然ではなく、自らの選択によって切り拓けるものであることを描いている。
「素晴らしい作品に参加できて嬉しいです。SK-II、そして是枝裕和監督が、私の心の内を作品として伝えてくださり感謝しています。今は多くの方々が厳しい状況に置かれています。自分に対して否定的な気持ちに なったり辛い時があるかもしれませんが、こんな時だからこそ、誰しもが自分の運命を追求することにとて も大きな意味があると思っています。過去の自分には戻れないけれど、自分の運命は今この瞬間をどう生き るかによって変えられるものだと思います。辛いことがあっても、乗り越えた先の未来は変わっていくのだ と思います。」と池江選手は、SK-IIとの1年間の取り組みや#CHANGEDESTINY について振り返った。
語り合う池江璃花子選手と是枝裕和監督(※提供写真) 画像 2/2
作品のタイトル“センターレーン”は、プールのセンターレーンに最も速い選手を配置するという実際の競泳のルールがあり、池江選手が練習を再開したころの取材で「やっぱりセンターレーンが好き。自分のためのコース」と語ったことから名付けられた。映像は、競技復帰を目指して練習に励む池江選手の心の中に ある思いや葛藤、希望に光を当てている。また是枝監督は、実写では描き切れない部分にアニメーション を取り入れることでより豊かな表現を目指した。
是枝監督は「池江選手を取材することができ、競技復帰に向けての彼女の思いや感情を探っていきました。 池江選手の人生という名の旅を通して、運命を変えるために必要なことを目の当たりにして感動しました。 一見彼女のストーリーは特異に思えますが、この時代を生きる多くの人が共感できるものがたくさんありま す。人生ではレーンから脱線することもありますが、そういう局面に立った時にこそ、その人の「真価」と 「進化」が見えるのだと思います。この2つの「しんか」に注目しました。」と、作品に込めた思いを語った。
競泳・池江璃花子選手は、2018 年のアジア選手権のMVPであり、一昨年 2019年2月に白血病と診断される前は、東京2020オリンピックのメダル候補だった。
2020年5月、池江選手は競技復帰に向けて前進する中、SK-II とのコラボレーションを通して、ウィッグを外したありのままの姿を公表し、新たな一面を世の中に公表した。池江選手の強さと希望に溢れたメッ セージは、ソーシャルメディアやトップニュースで取り上げられた他、28年ぶりに女性アスリートが単独で新聞の一面を飾るなど歴史に残る大きな話題となり、日本中から励ましと応援の声が殺到した。
また、池江選手は2021年2月に行われたジャパンオープンでは、50メートル自由形で 2 位に入賞するなど、驚異的な復帰を果たした。4 月には、日本選手権水泳競技大会に出場する予定だ。
グローバルSK-II最高責任者(CEO)サンディープ・セスは次のように述べている。 「#CHANGEDESTINY は SK-II の信念であり、SK-II の全ての活動の核となっています。私たちは今もなお未 曾有の状況下にあり、お客様は企業やブランドが、コミュニティ、社会、環境に対してどのようにポジティ ブな変化を生み出していくかに期待を寄せています。私たちには希望や共感を共有するだけでなく、今すぐ 行動を起こす社会的責任があります。#CHANGEDESTINY の信念のもと、東京 2020 オリンピックのワール ドワイドパートナーとしてオリンピックの精神に則りながら、今年様々な取り組みを通じて、女性が自らの 手で運命を掴み、自らに課せられた限界を乗り越えていけるように支援していきたいと考えています。運命 はただの偶然ではなく、自らの選択によって切り拓いていけるのです」
SK-IIは、東京 2020 オリンピックのワールドワイドパートナーとして、来るオリンピックへの道を歩み続けるアスリートをサポートしていく。SK-II STUDIOの次作では、オリンピックアスリートらに焦点を当てた 作品を予定している。
また、SK-II STUDIO の立ち上げに伴い、#CHANGEDESTINY 資金を準備し、本年の拠出額 50 万ドルを上限 として、SK-II STUDIO の映像 1 再生につき 1 ドルを、運命を変えようと踏み出す女性への様々な支援活動に 拠出する(※1)。
(※1)参加団体は後日発表します。