いよいよ開会が2日後に迫った東京オリンピック。WWSチャンネルでは、今回のオリンピックで新たに採用された競技”サーフィン”の女子日本代表に選出された前田マヒナ選手と前田選手の友人でもあり、同じく女子プロサーファーの野呂玲花選手にインタビューを行った。東京オリンピックへの意気込みなどを語ってくれた。
―東京オリンピックへの出場、おめでとうございます!今の率直な気持ちを教えてください。
前田:日本の代表になれてすごく嬉しいです。勝つことだけを考えて、試合に挑もうと思っています。
―野呂さんは前田さんが東京オリンピックへの出場が決まった際、どんなことを思いましたか?
野呂:マヒナが一生懸命に頑張っているのをずっと見ていたので、すごく嬉しかったし、涙が出ました。マヒナ本人は、オリンピックに出場するだけでは満足出来ないと思うので、出場するからにはゴールドメダルを獲って欲しいなと……。
―前田さんは常々、サーフィンというスポーツの魅力を普及させたいというお話をされていますが、オリンピックを通じて、サーフィンのどのような部分を伝えたいと思われていますか?
前田:一番はサーフィンのイメージを変えたいなと思っています。どうしても、サーフィンには不良っぽいイメージがあるんですけど、サーフィンはスポーツであり、サーファーはアスリートなんだよということが伝わればいいなと……。あとは、日本のサーファーも頑張れば、世界的に通用する可能性があるんだってことを見せることが出来ればいいなと思っています。
―東京オリンピックで前田さんに、どんなサーフィンを見せてもらいたいですか?
野呂:日本は海外に比べて波にパワーが無く、柔らかい感じがするんですけど、マヒナには海外の選手に負けないパワーがあるので、日本の波でも、マヒナらしいパワーのあるサーフィンを見せて欲しいなと思っています。そして、ゴールドメダルをハワイの家族のもとへ届けてもらいたいなと……。
―最後にメッセージをお願いします。
前田:今までサポートしていただいた方々の思い、皆さんの応援をパワーに変えて、ゴールドメダルを目指します!
【東京オリンピックサーフィン競技日程(予定)】
7月25日(日) 男子・女子 第1・2ラウンド
7月26日(月) 男子・女子 第3ラウンド
7月27日(火) 男子・女子 準々決勝・準決勝
7月28日(水) 男子・女子 3位決定戦・決勝
会場:釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ(千葉県)
予備日:7月29日(木)~8月1日(日)
【プロフィール】
前田マヒナ
1998/2/15ハワイ生まれ。2013年、ISA、WSLのジュニアタイトルをダブルで獲得。チャンピオンシップツアー昇格を目指し、2018シーズンQSランキング14位。2019シーズン15位。2020年JAPAN OPEN 優勝。サーフィン日本代表。
Instagram:https://www.instagram.com/mahinamaeda/
野呂玲花
1994/12/13大阪生まれ。中学1年生の時にサーフィンを始め、中学3年生の時に全日本サーフィン選手権優勝。高校1年生でプロ転校。初めてのプロトライアル参戦「JPSA 千葉鴨川」で優勝。2019年JPSAショートボード年間ランキング7位。
Instagram:https://www.instagram.com/reikanoro/?hl=ja