ファウンダー亀田興毅がプロデュースするボクシングイベント「3150FIGHT」は、2022年8月14日にエディオンアリーナ大阪第1競技場にて、「3150FIGHT vol.3」~最高のボクシング 再興へ~を開催した。日本、東洋太平洋のタイトルマッチで2戦ともTKO勝利試合となる他、ハーフタイムショーではHIP HOPグループ『BAD HOP』が人気曲の『Kawasaki Drift』など5曲を披露し会場を盛り上げた。
メインイベントでは、日本・韓国ヘビー級タイトルマッチにて、日本ヘビー級1位 但馬ミツロ(KWORLD3) vs 韓国同級王者 イ・ソンミン(韓国)が行われ、但馬が1ラウンド・1:09秒で見事TKO勝利。セミファイナル 東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ、力石政法(緑) vsトムジュン・マングバット(フィリピン)では4ラウンド2:45秒で力石が左アッパーで豪快にTKO勝利し防衛成功。その他、北京五輪柔道金メダリストでボクシングに初参戦したサトシ・イシイ (クロアチア) vs 高山秀峰 (スパイダー根本) の一戦は、4ラウンド・2-0判定でサトシ・イシイが勝利した。
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ヘビー級4回戦(第7試合)のサトシ・イシイ(クロアチア)vs 高山 秀峰(スパイダー根本)の試合は、イシイ自身ボクシング試合初挑戦となる注目カードで、4ラウンド2-0でイシイが判定勝ちとなった。試合後リング上でのインタビューで「想像していたデビュー戦とは違った。今度は但馬 ブランドン ミツロ選手と戦いたい。」と話し但馬に闘志を燃やした。のちに行われたインタビューでは、高山に対し「K-1WORLDグランプリでハードパンチャーと呼ばれる選手と戦ったこともあったが、高山選手のほうがパンチ力もあったのではないか。ミツロ選手には今の自分では全く勝てない(笑)。海外出場を目指し、成長できる相手との試合を重ねていきたい。」と海外出場の考えを語った。
東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦(第8試合)の力石政法(緑)選手 vs トムジュン・マングバット(フィリピン)では、4ラウンド2:45秒で力石がTKO勝ちとなった。力石は「結果的に4ラウンドで倒せてよかった。1ラウンド目で相手の動きが分かったので、自分のペースで体力も温存しながら、自分の専売特許であるカウンター・左アッパーも決めることもできた。日頃の練習の成果を発揮することができた。」と、終始冷静に判断ができた試合運びだったことを落ち着いた様子で語った。
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メインイベント 日本・韓国ヘビー級タイトルマッチ10回戦(第9試合)の但馬・ブランドン・ミツロ(KWORLD3)vs イ・ソンミン(韓国)は、1ラウンド1:09秒で但馬がTKO勝ちし、日本最速の2戦目で王座を奪取した。
但馬は「作戦通りの試合運びだった。序盤でソンミンのパンチを受けて想像の範疇を超えなければ攻め込む作戦を立てていた。」と話し、「45歳まで選手は続けたい。課題はたくさんあるが自分であれば面白いものを見せられるはず。世界を目指して実践・練習を重ねていく。」と世界進出に向けた今後の目標を話した。
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亀田興毅ファウンダーは「今回は僕もプロモーター・デビュー戦。この興行に自分の想いを詰め込んだ。コロナ禍で開催の制約があったなかでも徐々に緩和され、海外選手も呼べるようになった。この興行はプラットフォームなので、外国人選手・日本人選手ともに公平でいないといけない。選手はみんな同じ条件でリングに上がっている。実力で勝利を勝ち取った選手みんなにリスペクトしている。」と試合の感想を述べ、今後の3150FIGHTの展望について「今年は3150FIGHTの第一フェーズ。来年以降も出場舞台を予定しているので、ボクシング業界の未来を盛り上げる興行として根付かせていく。」と語った。