1月6日に「3150FIGHT vol.4」で行われたIBF世界ミニマム級タイトルマッチにて、重岡銀次朗は、同級王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)に挑み、試合を優位に進めるも無効試合となった。再戦の可能性もあったが、バラダレスの左鼓膜の負傷により試合出場が不可能になると、IBFの判断によって『3150FIGHT vol.5』にて同級3位のレネ・マーク・クアルト(フィリピン)との暫定王座決定戦の実施が決定。
ダニエル・バラダレスからは、重岡銀次朗と日本のボクシングファンに向け「銀次朗は俺に相応しいライバルだ。もし、銀次朗がクアルトに勝って、 俺とのリマッチまで上がってくれば、誰が真のチャンピオンなのかが分かるだろう。(前の試合で)俺本来のボクシングをほとんど見せられていない。次は日本のボクシングファンに、本当の実力を見せてやるよ」とのコメントが届いた。
このコメントを聞いた重岡銀次朗は苦笑いしながらも「僕は全く彼を相応しいライバルだとは思わないです。(彼とは)見据えているところが全然違うので」と鋭く返した。
暫定王座決定戦への意気込みを問われると「暫定王者を勝ち獲ったとしても、心の底から喜び、満足できるタイトルではないので、バラダレス選手を倒してベルトを奪うという目標を叶えるための通過点だと思って、次の試合もしっかりと倒して勝ちたいです」と世界タイトル獲得への強い決意を語った。
今回相手となるレネ・マーク・クアルトの印象は「前回、戦ったバラダレス選手よりもパンチ力もあって、気持ちも強く、どんどん前に来る良い選手。圧倒的な勝ち方で勝っていくのが自分のボクシングのスタイルなので、今回はどんな倒し方ができるか楽しみ」と、ワクワクした様子で語った。
亀田興毅ファウンダーは「相手のレネ・マーク・クアルト選手は、前チャンピオンでもあるし強い選手。この強い選手を相手に銀次朗選手の実力はどれだけのものなのか、多くのファンの皆さんに見ていただけたら」と期待を寄せた。
『3150FIGHT vol.5 ~東京を殴りにいこうか!~』 メインカード発表会見(※提供写真) 画像 2/6
重岡銀次朗の兄である重岡優大は、WBC世界ミニマム級王者で、3度の防衛を重ねるパンヤ・プラダブスリ(タイ)を相手に世界初挑戦となる。
重岡優大は、「弟である銀次朗の世界戦『3150FIGHT vol.4』をセコンドとして生で観させてもらって、『3150FIGHT』は国内の興行では一番面白いと思っています。そんな大好きな『3150FIGHT』で、プロ7戦目にして世界戦の場を用意していただきとても感謝しています。実力で世界を掴み取りたいと思います」と感謝と決意を述べた。
パンヤ・プラダブスリの印象を問われると、「プロでは僕よりも数倍キャリアを重ねていると思うんですが、キャリアはあまり気にしていない。ボクシングの技術面は確かにチャンピオンらしいけど、ズバ抜けているかといえばそうでもないし、パンチ力も、打たれ強くもない。僕が彼が初めて体感するような圧倒的なパンチを食らわせてやりたいです」と強気な姿勢を見せた。
また、「僕と弟の銀次朗も、二人で格闘技を始めて約20年くらいになる。俺達がならないなら誰が世界チャンピオンになるんだと思って人生をかけてボクシングをやってきているので」と史上初の兄弟同時の世界王座奪取を見据えた。
『3150FIGHT vol.5 ~東京を殴りにいこうか!~』 メインカード発表会見(※提供写真) 画像 3/6
弟・重岡銀次朗は兄・重岡優大について、「人間的に強いです。ハンターのような目で誰にも負けないという強い気持ちで来るから、それが相手に伝わる。自分が相手だったらびびってしまいそう。体も大きくて当たり負けしないですし、一言で言うと強いですね」と、その強さを強調した。
対して、兄・重岡優大が、弟・重岡銀次朗の強みについて「自分と比べたときに、弟の方が隙がない完成度の高いボクシングをしている。ブレずに安定しているところが、いいところだと思う」と、完成度の高さを評価した。
亀田興毅ファウンダーは「僕たち亀田三兄弟と同じように、優大と銀次朗も、兄弟で世界チャンピオンを目指して今まで頑張ってきたので、二人で世界に挑む、そんな舞台を作れたことが嬉しい。兄弟が同日に同一階級で世界チャンピオンになるということは全世界で前例のないことなので、この4月16日『3150FIGHT vol.5』で、ボクシング界に新たな歴史が生まれる日になることをとても楽しみにしています」と期待を寄せた。
『3150FIGHT vol.5 ~東京を殴りにいこうか!~』 メインカード発表会見(※提供写真) 画像 4/6
また、会見では『3150FIGHT vol.5』の他のカードについても一部を除き発表し、亀田興毅ファウンダーは見どころについて、「小林廉(エスペランサ)は『3150FIGHT SURVIVAL』 で勝ち上がってきた選手なので期待している。三好竜太(KWORLD3)も同様に勝ち上がってきた選手なので実力はあるが、対戦相手の関根幸太朗(ワタナベ)も強いからどのような試合になるのかとても楽しみ」とそれぞれの選手達に期待した。中川麦茶(一力)については、「前回すごい試合をして場内が盛り上がったので、今回も『3150FIGHT』のリングに立ってくれて嬉しいですね」とコメント。
今回がデビュー戦となる岡朱里(KWORLD3)、花田颯(KWORLD3)については、「両選手ともアマチュアで実績があって強い選手。将来の世界チャンピオン候補と言われているので、デビュー戦がすごく楽しみ」と『3150FIGHT vol.5』のゴールデンルーキー達にもエールを送った。
『3150FIGHT vol.5 ~東京を殴りにいこうか!~』 メインカード発表会見(※提供写真) 画像 5/6
本会見の様子はABEMAにて見逃し配信にて視聴可能。
https://abema.tv/channels/fighting-sports/slots/E1VF1reWYoZdz7
『3150FIGHT vol.5』は、ABEMAボクシングチャンネルにて無料で全試合独占生中継する。
https://abema.tv/channels/boxing/slots/ELuqJ7CaBTTYc7
初の東京開催となる『3150FIGHT vol.5』にどうぞご期待ください。3150!!
『3150FIGHT vol.5 ~東京を殴りにいこうか!~』 (※提供画像) 画像 6/6
・【3150FIGHT vol.5】 概要
■日時:2023年 4月16日 (日)
■開場:12:30 イベント開始予定:13:00
■会場:国立代々木競技場 第二体育館
■主催:亀田プロモーション
■協賛:協賛各社
■提供:出場各ジム
■認定:日本ボクシングコミッション
■「3150FIGHT」公式ページ:https://www.3150fight.com
■「3150FIGHT」公式Instagram: https://www.instagram.com/3150fight
■「3150FIGHT」公式Twitter:https://twitter.com/3150Fight
■ABEMA視聴URL:https://abema.tv/channels/boxing/slots/ELuqJ7CaBTTYc7
■お問い合わせ:「KWORLD3ボクシングジム」06-6652-4333(12:00~20:00・日曜日定休)