18日、阪神甲子園球場で、第95回記念選抜高等学校野球大会(毎日新聞社、日本高等学校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)が開幕した。
毎日新聞社が今大会の「センバツ応援イメージキャラクター」に任命したオスカープロモーション所属のモデル、久慈愛(17)=4月から高校3年生=が阪神甲子園球場を訪れ、開会式を伝える毎日放送(MBS)の生放送に出演した後、開幕試合を観戦した。
開会式は予定より1時間半遅れて午前10時半に始まった。
以下は、毎日新聞記者が代表取材した久慈の表情やコメントだ。
○…久慈は午前9時半過ぎ、小雨が降る甲子園に到着した。ダウンコートの下は高校生の制服をイメージした白いブラウスにチェックのネクタイ、ズボン(スラックス)姿。雨はまもなく上がり、開会式は午前10時半に始まった。
○…久慈の父は昨年まで阪神でコーチを務めた久慈照嘉(53)。父からは今朝、くつをはいている時に「同世代の男の子が頑張る姿を目に焼き付けておいで。愛にとっても次に
生かせられるように刺激をもらっておいで」と言われたという。久慈には「いつかミュージカルの舞台に立ちたい」という夢があり、歌やダンスの練習を重ねている。
○…ロックバンド「back number」の「アイラブユー」に合わせて、4年ぶりに出場校の選手全員が入場行進。久慈は「みんなが頑張っている姿をそばで見て刺激を受けました。応援イメージキャラクターになれて良かったと心から思った」と話していた。
○…選手宣誓は高松商(香川)の横井亮太主将。「私たち高校球児は仲間を信じ、一枚岩となって全身全霊でプレーし、勇気や感動を届けることで、支えてくださる全ての方に恩返しをしたいと思います」と宣誓。久慈は「堂々とした姿がかっこよかった」と話した。
○…久慈は開会式で「涙がうるっときてしまった」という。東北(宮城)―山梨学院の開幕試合も観戦し、「応援があってこそのスポーツ。それがやっと帰ってきた。選手のみなさんには頑張る活力になるはずです」とエールを送った。