毎日無料で読める新感覚のチャット小説アプリBalloon を運営する株式会社 FOWDは、元ベイビーレイズ JAPAN 渡邊璃生が「工藤了」として創作した人気チャット小説「遥か隣りで/遥か隣りでⅡ」の2作品を朗読劇として本日6月29日(土)に銀座九劇アカデミアで開催。上演後には、工藤了およびキャストによるスペシャルトークショーも行われた。
原作者の工藤了は、アイドルグループ・ベイビーレイズJAPANの元メンバー渡邊璃生。アイドル時代から、小説や歌詞を書くことが得意だったこともあり、卒業してからは自身の感性を活かして執筆活動をスタート。SFチャット小説「遥か隣りで/遥か隣りでⅡ」 が朗読劇化することが決定し、工藤了本人監修のもと、キャストオーディションを開催し、戦時中の地球の国プリンシピオに住むミト役に山﨑果倫、地球から遠く離れた宇宙船に住むよかぜ役に佐野舞香、その同寮のあまね役に寄川未結が選ばれた。
「遥か隣で/遥か隣でⅡ」朗読劇 画像 3/6 「遥か隣で/遥か隣でⅡ」朗読劇 画像 4/6
トークショーでは、「遥か隣りで」を書いた作者の工藤了、ミト役の山崎果倫、よかぜ役佐野舞香、あまね役の寄川未結が登壇。
朗読劇を演じるのは初めてという3人。演じてみた感想を問われると、「声だけでお芝居をするのが初めてだったのですが、声だけで気持ちや表情を伝えられるように、ひとつひとつの台詞に対してすごく考えました。工藤さんの言葉がとても素敵で、ここはこういう意味なんだと気づかされる部分が多く、感情移入しながらとても楽しく演じることができました」と答えた。」と苦戦しながらも自分の役の理想像に近づけたという山崎。
原作者の工藤は、登場人物のよかぜとあまねが目の前に現れたらどちらを選ぶかと問われると、真剣に悩んだ結果、あまね派と答え、「誰かのために、何かをできる人って素敵ですよね」と理由を述べた。
ファンからの質疑応答に応じ、「作者・工藤了さんとして、演じてもらうキャストの方に指示をしたりしたのですか?」という質問に対し、キャスト選びのオーディションから参加していた工藤は、イメージ通りのキャスティングが出来ましたと前置きした上で「私も朗読劇をやったことは無いのですが、一応演者として表に出ることがあったので、それぞれのキャラクターのイメージを伝えた上で、キャストさんの読みやすさ優先で演じてもらいました。」と自らのスタンスを語った。
ベイビーレイズJAPANが昨年9月に解散してから、初めて個人の活動として表舞台に登場した工藤了こと渡邊璃生。作家として新たな道を歩み始めた渡邊の今後に期待したい。