2022.07.01 公開
伊藤万理華が2023年1月に東京芸術劇場プレイハウスにて上演の根本宗子さんオリジナル脚本・演出の舞台『宝飾時計』に出演が決定した。
女性ならではの独特な視点で注目作を生み出し続けている根本宗子さんがオリジナル脚本・演出を手がける舞台『宝飾時計』。主人公ゆりか役を高畑充希、主人公ゆりかを支えるマネージャー兼恋人役の成田凌に加え、小池栄子をはじめ、作品に華を添える豪華なキャストが発表された。
伊藤万理華は子役出身三人組のひとり、杏香を演じる。
【伊藤万理華・コメント】
初めて出演した根本さんの舞台作品を通して、演劇の楽しさを体感したことを憶えています。それ以降は価値観も大きく変わり、演じることに対する興味もより深くなった気がします。人と関わること、自分と向き合うことに悩みながら、根本さんの作品に参加する度にその想いをぶつけてきました。
こうしてまた舞台で再会できることを心から嬉しく思います。
子役出身の三人のひとり、杏香を演じます。演じている自分、本来の自分、どんなかたちで重なるのかも楽しみです。
座組の皆さんと観客の皆さんと心を通わせながら、精一杯向き合います。
【『宝飾時計』・あらすじ】
主人公のゆりか(高畑充希)は子役から女優として活躍しているが、驚くほど業界に染まれていない。30歳を迎え、同級生たちが次々と結婚し子供を産んでいく中、「私は何のためにこんなことをやっているのだろう」と自分の存在の意味を見つけられずにいた。そんな彼女の心を日々支えているのはマネージャーの大小路(成田凌)。ある日ゆりかのもとに「21年前にやったミュージカルの記念公演のカーテンコールで、テーマ曲を歌ってくれないか?」という依頼が飛び込んでくる。それは彼女の原点となった舞台だった。大小路に説得され仕事を引き受けたゆりか。現場で、当時一緒にトリプルキャストとして主演を務めていた真理恵(小池栄子)と杏香(伊藤万理華)と再会する。自分の人生を肯定したい3人は、他者を否定することでなんとか自分を保っていた。その会話は21年前も今も変わらない。
過去と現在を行き来しながらゆりかは自分の人生を振り返り、孤独に押しつぶされそうになる。日々増える無力感の中、ゆりかは自分の人生の肯定の仕方を考え始め・・・。
【あなたにオススメ記事】