アート集団チームラボが手掛ける、豊洲にある体験型ミュージアム『チームラボプラネッツ TOKYO DMM』。
2018年7月にオープンしてから来場者数が200万人を超え、未だに高い人気を誇っている。コンスタントに新しい作品が登場し、季節ごとに作品の花などが変化することもありリピーターも多い。
2021年4月7日からは、炎を表現した2つの作品が登場。
『チームラボプラネッツ TOKYO DMM』会場内の様子 Photo by 大久保瑛美 画像 2/6
『空から噴き落ちる、地上に憑依する炎』は、『チームラボプラネッツ TOKYO DMM』入口付近にあるパブリックアート。
屋外作品のため、入館をしなくても鑑賞可能だ。
地上から空高く聳え立つ柱に沿って炎が空から噴き落ちる様子を映し出し、作品の近くにいる人の動きによって炎の形が変化する。
もう1つが、館内にある『憑依する炎』。
『チームラボプラネッツ TOKYO DMM』会場内の様子 Photo by 大久保瑛美 画像 3/6
『人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング』の奥にあり、炎が燃焼する際の気体の分子の動きによって描かれた線の集合体で作品が完成している。
激しく燃えている様子は、炎の熱さまで感じられるのではないかと錯覚するほどだ。
作品は季節とともに移り変わり、春は桜の花が咲き誇っていた。
『チームラボプラネッツ TOKYO DMM』会場内の様子 Photo by 大久保瑛美 画像 4/6
会場内に広がる水の中を歩いて進む作品『人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング』では、水面を鯉が泳ぎ人にぶつかると桜に変化し散っていく。
また、生命の宇宙が空間に広がる作品『Floating in the Falling Universe of Flowers』では、一年間の花々が徐々に咲いていく様子が表現されている。
『チームラボプラネッツ TOKYO DMM』会場内の様子 Photo by 大久保瑛美 画像 5/6
ドーム型の巨大な万華鏡のような空間の中でしばらく作品を眺めていると、身体が浮遊し空間と一体化していくような不思議な感覚も体験できる。
作品はコンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けており、二度と同じ映像を見ることができないのも魅力だ。
会場の屋外には、ドリンクやフードが販売されているショップ『Everything is in your hand』があり、サンドイッチやフライドポテトなどの軽食をいただける。
季節限定のメニューもあり、春はふんわり柔らかな桜のどら焼きとピンク色をした桜ラテも販売されていた。
会場に併設されているショップ『Everything is in your hand』のメニュー Photo by 大久保瑛美 画像 6/6
感染症対策もされているので、緊急事態宣言が解除されたら音と光に包まれる幻想的な世界をぜひ体験してみてはいかがだろうか。
(写真・文/大久保瑛美)