2024.05.29 公開
ハイアット初のラグジュアリー温泉旅館ブランド「吾汝 ATONA」、由布、屋久島、箱根で2026年以降の開業を目指す

「吾汝 ATONA」ブランドイメージ(※提供画像)  画像 1/2

ハイアット ホテルズ コーポレーションと
株式会社 Kirakuは、ハイアットの関連会社と
Kirakuが合弁事業で展開するラグジュアリー
温泉旅館 ブランド「吾汝 ATONA」の初と
なる施設について、由布、屋久島、箱根
(順不同)の3地域で、それぞれ
2026年以降の開業を目指すと発表した。

また、「吾汝 ATONA」ブランドに特化した不動産ファンド
「Atona Impact Fund」において、100億円でファースト
クローズした。ファーストクローズでは、
ハイアットおよびKirakuの関連会社のほか新たな
共同投資家として竹中工務店が加わった。
最終的なファンド総額は200億円規模を目指している。

吾汝 ATONAについて
2022年、Kirakuとハイアットの関連会社は、国内外の
旅慣れたグローバルトラベラーをターゲットとする新し
いタイプの温泉旅館事業に参入するため合弁事業契約
を締結し、株式会社Atonaを設立。同社は執行役員COOの
渡部賢(わたなべ・さとし)を中心に、ホテル経営と
運営の経験豊富なメンバーで構成されている。Kirakuの
国内地域での事業の組み立てやプライベートエクイティ
投資の経験、ハイアットのグローバルで展開するホテル
ビジネスの知見と実績を生かし、新ブランド「吾汝 ATONA
を日本国内で展開する。


「吾汝」とは「わたしとあなた」を表現する日本の古語で
あり、「吾汝 ATONA」には愛する家族や友人、そして大切な
人と一緒に、日常を離れたまだ見ぬ愉楽の空間を共にする
期待感が込められている。日本の温泉と地域文化に特化した
温泉旅館として展開する同ブランドは30~50室程度の小規模
施設で運営される予定であり、いわゆる「スモールラグジュアリー」で
運営するからこそ提供できる上質な空間とその土地でしか
出会えない特別な体験にこだわる。「吾汝 ATONA」のブランド
ディレクターは日本を代表するデザイナーの一人である原研哉が
務め、最初の複数物件の建築デザインは小大建築設計事務所
(kooo architects)が担当する。伝統的な旅館文化を尊重しつつ、
旅慣れた現代のグローバルトラベラーが国内のさまざまな地域に
おける日本の本質的な魅力を体感し、居心地よく
過ごすことのできる空間づくりを大切にする。

ハイアット初のラグジュアリー温泉旅館ブランド「吾汝 ATONA」、由布、屋久島、箱根で2026年以降の開業を目指す「吾汝 ATONA」ブランドイメージ(※提供画像)  画像 2/2


吾汝 ATONA の目指すこと>
1.世界の人びとに、日本の素晴らしさを伝える
吾汝 ATONA」にとって、
「地域の魅力を世界へ発信すること」はブランドの根幹だ。
世界の人びとにまだ知られていない日本の貴重な文化や
自然の魅力を、温泉旅館という媒体を通して表現する。


2.「地域ならでは」の体験をキュレーションする
その土地の人びとや文化、社会や歴史を理解し、尊重しながら、
地域の本質的な価値を見出し、訪れる人びとにそこでしか
味わえない体験として提供する。各地の魅力を建築や空間、
食、アクティビティ、もてなしで表現し、お客様がそれらを体感し、
地域とのつながりが生まれることで地域の活性化と
持続可能な発展にも貢献することを目指す。


3.旅する人と地域の架け橋となり、日本の地域の魅力を未来へ紡ぎ出す
日本の魅力を伝えるために、誰もが自由に堪能できる
媒体として提供することで、世界と地域の架け橋となり、
地域の貴重な伝統や文化資源を未来へ継承することを目指す。

 

<開業予定地域と施設について>
ブランド初となる温泉旅館の開業は2026年以降、
由布・屋久島・箱根で予定しており、3地域での開業後は
日本全国へ展開する計画です。施設にはその土地から湧く
温泉、旬な食材を使った季節の料理を提供するオープン
キッチンやバーなどを備え、規模は1施設あたり30~50室
程度となる予定。また、各施設で、温泉を利用したウエルネス
体験や地域の魅力を伝える文化体験のアクティビティも提供予定。

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