脚本家・三谷幸喜作/俳優・小栗旬が主演を務める現在放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)に出演中の俳優・福地桃子(ふくち・ももこ/25)。
大河ドラマへの出演は今作が初めてとなり、坂口健太郎演じる北条泰時の妻・初(はつ)役として 第41回「義盛、お前に罪はない」 にも登場している。
第41回では、戦が始まりそうな状況の中でも酒に酔って眠っている泰時(坂口健太郎)に「起きなさい」と声をかけるシーンから登場。その側には、義時(小栗旬)の従者である平盛綱(きづき)と、義時の次男である北条朝時(西本たける)の姿も見られる。
初は、「太郎!鎌倉殿の一大事ですよ」「和田が御所を襲うんですって」「早くいかないと!」と声をかけますが、泰時は「だから私はあれほど・・・」とブツブツやる気のない言葉を吐くのみ。起きる気配は全くない。
それを見た平盛綱は「西門を守れと言うことだ」「父上はお前が指揮をとるよう仰せだ」と喝を入れながら言い聞かせるも、泰時は「(お前に)任せた」の一点張り。
そんな兄の姿を見た北条朝時(西本たける)は、「期待されて生きるのがそんなに辛いんですか?」「誰からも期待されないで生きてる奴だっているんだ」「そいつの悲しみなんて、考えたことないだろう!」と、怒りの感情混じりに 強い言葉を投げかける。
そんなとき、初は部屋の奥から桶いっぱいの水を運んできて、泰時に迷いなく(水を)ぶっかけます。さすがの泰時も目を覚まし、一気に身体を起こします。その場で見ていた盛綱や朝時だけでなく、視聴者までをハッと驚かすような、インパクトのあるコミカルなシーンとなった。
その後もドラマを見続けると、泰時が無事に戦へと向かったことがわかります。何をされても(しても)安定している二人(泰時と初)の関係性とそのやりとりに心があたたまり、それと同時に、周りの人に支えられて生きている泰時の人間らしい一面も見られた、印象的なシーンとなった。
本作は61作目の大河ドラマで三谷幸喜が脚本を手掛ける予測不能エンターテインメント。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は小栗旬演じる鎌倉幕府2代執権・北条義時。源頼朝(大泉洋)にすべてを学び、武士の世を盤石にした義時。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都鎌倉を舞台にパワーゲームが繰り広げられる。
福地は、北条泰時(坂口健太郎)の妻「初」を演じます。福地が演じる初は北条義時(小栗旬)の盟友である三浦義村(山本耕史)と出自不明の女性の間に生まれた娘です。そうした出生の不確かさに反し、鎌倉幕府の最有力者である北条に嫁ぎ、名宰相として後世に名を残すこととなる北条泰時の妻にして北条家嫡流の母となる人物です。義村らが西国遠征する際は八重(新垣結衣)のもとに預けられ、金剛とともに育てられる。北条泰時と幼馴染として育ち、泰時を支える存在となる初は物語に今後どのように関わっていくのか。
三谷幸喜が贈る、予測不能なエンターテインメントを是非期待してほしい。
【作品概要】
ストーリー:
平家隆盛の世、北条義時は伊豆の弱小豪族の次男坊に過ぎなかった。だが流罪人・源頼朝と姉・政子の結婚をきっかけに、運命の歯車は回り始める。
1180年、頼朝は関東武士団を結集し平家に反旗を翻した。北条一門はこの無謀な大博打に乗った。頼朝第一の側近となった義時は決死の政治工作を行い、遂には平家一門を打ち破る。
幕府を開き将軍となった頼朝。だがその絶頂の時、彼は謎の死を遂げた。偉大な父を超えようともがき苦しむ二代将軍・頼家。飾りに徹して命をつなごうとする三代将軍・実朝。将軍の首は義時と御家人たちの間のパワーゲームの中で挿げ替えられていく。
義時は、二人の将軍の叔父として懸命に幕府の舵を取る。源氏の正統が途絶えたと時、北条氏は幕府の頂点にいた。都では後鳥羽上皇が義時討伐の兵を挙げる。武家政権の命運を賭け、義時は最後の決戦に挑んだー
「鎌倉殿」とは鎌倉幕府将軍のこと。頼朝の天下取りは十三人の家臣団が支えていた。頼朝の死後、彼らは激しい内部抗争を繰り広げるが、その中で最後まで生き残り、遂に権力を手中に収めたのが、十三人中もっとも若かった北条義時である。
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